今回、ちょっと新しい試しみをしております。
いえね、ステージで使用する機材の話ですので、
またもやカツオにタラちゃん、じゃない、ワケワカメな話かもしれませんが・・・。
なんと、僕がステージで弾くピアノは、もう何年も、特別な場合を除き、カワイのMP9000(orMP9500。1番のピアノの音色は基本的には一緒です)なのですが、
今回、KORGのSV-1という機種を使ってみることにしたのです。
先週の7日に、KORG本社にお邪魔したのは、実はこれをお借りするためだったのでした。
そしたら、急きょ、新製品のレビューを頼まれ、さらには「ついでに」と、そのレビュー動画も撮ることになったのでした。
急なお話だったことはともかく、・・・寝間着で行かなくてよかった(笑)。
さて、このSV-1、今日初めてリハーサルで使ってみたのですが、
ふむふむ、なかなかこれは良いかもしれません。
何が良いって、まず、20kgという重さ、というか、軽さです。
いつものMP9000は、34キロですから、三分の一イカ・・・という。
もう少し正確に言いますと、七分の四なのです。実に、これはすごく助かります。この点がまず、イカしてます。
あ、イカといえば、またダイオウイカが水揚げされましたね、イカの方でも人間ブームなのでしょうかね。「人間でも見に行ってみようか」みたいなくコ:彡・・・。
そしてこの軽さだからできるのですが、スタンドがアルティメイト(APEX 僕のは旧型ですが)一台で済んでしまうのです。
さすがにMPだと、このAPEXでは耐荷重的には大丈夫でも、実際の安定度を考えると不安がありますので、専用に一台スタンドを用意しておりました。
でも、あのシルバーの特注スタンドは大きいんですよね。簡単には持ち運べないのです。
といって、昔ながらの大定番スタンド(なのになぜか生産中止・・・)LG-100では、立って弾くには、高さが足りない。
でも、APEXだと、高さは稼げるけど、MP9000には耐えられない。
しかーし、今回のSV-1なら、これが大丈夫になっちゃったのです。
これは大きい。
しかも、ピアノもかなりいい感じな上、何よりも、MPでは壊滅的だったエレピやクラヴィネットの音も、素晴らしい(MPは1番のピアノだけが最高なのです。あれは本当に良いです)ので、
エレピの要求などに対応する為の、外部音源(僕は大抵、YAMAHA MOTIF-RACK XS)を用意しなくて済んじゃう。
これに関しても、今日も、大助かりでした。
細かな音色のインプレッションは、またもう少し使ってみてからね。
皆さん寝ちゃうと思いますが(笑)。
それと、もう一つの試しみ。
今回、せっかくだから、コンパクト仕様のセット作ってみようということで、
オルガンも、ドローバー式のを取りやめました。
これはね、実は・・・サイズの問題だけでなく、いくつか理由があるのですが、
先日の課外授業で、本物のトーンホイール・ハモンド+レスリーを弾いてしまったでしょう。
そしたらね、もう、クローン(デジタル再現のオルガン)の音が、もうどうしても納得がいかなくなってしまいまして、
それで、C2Dとか試したりしたんですが、でも、やっぱりねえ。
なので、じゃあいっそのこと、ということで、今回は、なんと、TRITON EXTREMEのオルガンを、パラアウトから出して、ミニレスリーに入れた音でやってみることにしたのです。
つまり、1台のシンセで、シンセの役割+オルガンの役割の両方を賄わせちゃう、という。
さすがに、ミニとはいえ、レスリーは使いますが、それでも、これで、オルガン1台分、ダウンサイジング。
シンセの音源+レスリーのオルガンといえば、かつて師匠・厚見玲衣さんも、VOWWOW時代にステージではDX7llのオルガンを、レスリー147に繋いでいたのですから、
これではできない、とは言えません。
ということで、立って弾けて、二台積みで済んで、外部音源もいらない、
でも、ピアノもエレピもクラビもシンセもオルガンも、全部出ちゃう、という。
さて、この僕史上、最高にコンパクトなオールマイティ・セット。
・・・問題は、
早く慣れなきゃ(笑)。
リハーサルは、あと明日一日のみ。
一日といってもね、今日にしても一曲あたり多くても2回の演奏しかしておりませんので、
結局、明日を合わせても3回の演奏で本番になります。
たまりませんねえ、このドキドキ感が(笑)。
さあ、明日も食べるぞー。
今日もよく食べましたー(笑)。
ではー。