今日は、第17回目になります、みどり通信の配信の日でした。
執筆には、なんだかんだ、はじめて三日かかりましたね(笑)。課外授業の準備などもありましたので。
でも、色々と楽しいですねえ。
では、今日も、最新のみどり通信から、その一部を、こちらのブログをご覧の皆さまにも、ちょっとお読みいただいてしまいましょう。
はい、どうぞです。
前略~
第一回目が、昨年、発足間もなくの6月23日(土)。六土さんを特別講師としてお招きして、また、緑ちゃん倶楽部のレッスンスタジオであります「スペース緑」のオーナーでもあります、尺八奏者の三塚幸彦さん、奥様で箏(こと)奏者の小野美穂子さんをゲストにお迎えしての、素晴らしく楽しいイベントとなりました(「第二回 みどり通信」に詳しい僕目線のレポート、そして「第三回 みどり通信」には、ご参加下さった皆様からのレポートを特集しております)。
そもそも、それまで、何か自分でイベントを発案したり、企画したことがあるわけではなく(文化祭の出し物とは違いますものね)、そもそも、緑ちゃん倶楽部自体が、それからわずか一か月前に発足したばかりという、言ってみれば右も左もわからない状態での、半ば見切りスタートでございました。しかし、六土さん、三塚さん、美穂子さんをはじめ、スタッフとなってくれた元教え子や友人ミュージシャンたちのご協力を得まして、また、なによりもご参加下さった緑ちゃん倶楽部の初期会員さま(多くの方が、5月22日の、緑ちゃん倶楽部発足日にご入会頂いた方々でした。いわゆる「第一期メンバー」とでも申しましょうか…(アイドルグループか、という(笑))。本当に、どうもありがとうございました)、三部にわたる長丁場ではございましたが、無事に終了、その後の打ち上げでは、僕自身が、見事に終了(笑)した楽しい一日でした。
~中略~
そして、第二回は10月7日(日)。僕の大好きなキースジャレットを、皆さんと一緒に聴いて、キースの素晴らしいピアノと、その音楽について、少しでも知って頂こうという企画でした。これは、ゲストの方もおられませんし、キース・ジャレットという一人のピアニストについてのお話だったので、そんなに多くの方に来ていただけることはないかな、と思っておりましたので、会場も、いつものレッスンスタジオでありますスペース緑に椅子を持ち込んで、昼の部、夜の部、それぞれ一回10名様限定での開催でした。
しかし、こちらが存外にご好評を頂きまして(嬉しかったですねえ・・・)、その後、12月18日(火)には、「平日なら参加できたのになあ」と仰って下さる会員様方の声を頂戴いたしましたことから、改めまして、昼の部、夜の部、それぞれをアンコール開催させて頂く運びとなりました。マニアックな授業だったように思いますが、結果、4回とも全て、満員のご予約を頂戴できまして、僕も、またもや喋り倒した二日間ではありましたが、とても楽しい時間を過ごさせて頂きました。また、この課外授業がきっかけで、キースジャレットを知り、CDを購入され、「お気に入りになった」と仰って下さる方が何名もいらっしゃったことも大きな喜びでした。これは、誰しも同じだと思いますが、自分が好きなこと、好きなものを、誰かと共有できる、というのはとても大きな人生の喜びなのですよね。以来、今でも時折、レッスンの際に、キースの話で盛り上がったりすることもあるのですが、これもあの日が無ければ無かったことかと思います。
~中略~
そして、第二回は10月7日(日)。僕の大好きなキースジャレットを、皆さんと一緒に聴いて、キースの素晴らしいピアノと、その音楽について、少しでも知って頂こうという企画でした。これは、ゲストの方もおられませんし、キース・ジャレットという一人のピアニストについてのお話だったので、そんなに多くの方に来ていただけることはないかな、と思っておりましたので、会場も、いつものレッスンスタジオでありますスペース緑に椅子を持ち込んで、昼の部、夜の部、それぞれ一回10名様限定での開催でした。
しかし、こちらが存外にご好評を頂きまして(嬉しかったですねえ・・・)、その後、12月18日(火)には、「平日なら参加できたのになあ」と仰って下さる会員様方の声を頂戴いたしましたことから、改めまして、昼の部、夜の部、それぞれをアンコール開催させて頂く運びとなりました。マニアックな授業だったように思いますが、結果、4回とも全て、満員のご予約を頂戴できまして、僕も、またもや喋り倒した二日間ではありましたが、とても楽しい時間を過ごさせて頂きました。また、この課外授業がきっかけで、キースジャレットを知り、CDを購入され、「お気に入りになった」と仰って下さる方が何名もいらっしゃったことも大きな喜びでした。これは、誰しも同じだと思いますが、自分が好きなこと、好きなものを、誰かと共有できる、というのはとても大きな人生の喜びなのですよね。以来、今でも時折、レッスンの際に、キースの話で盛り上がったりすることもあるのですが、これもあの日が無ければ無かったことかと思います。
~中略~
さて、そして来る12月8日(日)に、いよいよ、第三回目の課外授業を開催させて頂きます。詳細は、別途お送りさせて頂きましたインフォメーションメールをご覧になって頂きたいと思いますが、今回もまた、安全地帯から、べーシストでもあり、音楽業界きってのロックの生き字引的存在であります六土さんをお招きして、第一回、第二回を上回る、本編だけでも、もしかしたら4時間近くなるのでは、というたっぷりとマニアックな世界に皆さんをお連れしようという、スペシャル企画。
「緑ちゃん倶楽部 第三回 課外授業 川村ケンの人生を変えた魅惑の楽器1 オルガン その魔力と魅力。再び、安全地帯・六土開正氏を迎えて。トーク&ミニセッションライブ」
~中略~
★こちらの「第三回 課外授業」に関しましては、本日のみどり通信内で、ゲストの発表がございました。
~中略~
「第三回 課外授業」に、第一回に引き続きまして、あの三塚幸彦さん(尺八)、小野美穂子さん(箏)のお二人のご出演が決定いたしました!あの日、はじめてお二人の演奏をお聴きになられた方々には、かなりの衝撃があったのではないかと思うのです。
「尺八って、こんなに表現力のある楽器だったのか!」「箏(こと)の音色が、こんなにロックに合うとは!」
勿論、三塚さん、(小野)美穂子さんの素晴らしい演奏テクニックと表現力あってのものなのですが、それにしても、凄かったです。しかし、まだわずか緑ちゃん倶楽部立ち上げ一か月後のこと。それでも、とても多くの会員様にお集まりいただき、大盛況だったわけですが、やはり、本当はもっと多くの方に、あのサウンドを体験して頂きたい。
~中略~
ということで、今回も、あのユニットの再演が決定したのです。どうぞお楽しみにです!
★三塚さんは、先日NHKワールドのピーターバラカン氏の番組「BEGIN Japanology」にもご出演されました。あの、第一回課外授業の第三部を行わせて頂きました、泉州尺八工房に、ピーター氏が来訪したのですよ。ローリングストーンズのサポートベーシスト、ダリル・ジョーンズ氏やボクシングの亀田興〇選手が工房来訪した時のお話も面白かったですね(こちら)。三塚さんは、本当に凄い方なのですよ。
★そしててみどり通信恒例のプレゼント曲では、なんと。
~中略~
そして、実は今回のプレゼントコーナでは、・・・なんとなんと、あの日、2012年6月23日の第一回 課外授業の日にエプタザールで行われた、僕、六土さん、三塚さん、美穂子さん4人によるライブ演奏を、本当に僅かではありますがダイジェストでお聴き頂こうと思うのです。思い起こされますねえ。そして、また12月8日に、さらにパワーアップした形で、この四人で演奏が出来ると思うと、わくわくしますねえ。
~実際のみどり通信内には、ダウンロードリンクがございます。~
★そして、みどり通信で9回にわたってやってまいりました、安全地帯さんの2012年のライブDVDの僕目線の解説も、いよいよ最終回。
30.「I LOVE YOUからはじめよう」
~中略~
と、DVDでは、ここでメンバー紹介が入りました。実は、ステージ袖では、こういった段取りのことを確認するんです。「えっと、今日は、ここでメンバー紹介だよね」「そうだね」なんて。日によっては「セッティングできたら、すぐ(曲に)入っていいんだね」とか。なんといっても、毎回のように段取りが変わる現場ですので(笑)、確認が大切なのです。
そういえば、メンバー紹介の順番も、変わりますね。2010年の復活以来、基本的に「ピアノー!松田真人―!」と、松田さんからだったのですが、今年、2013年に入って、からは、時々、「キーボード!」と僕からだったりする日もあったりして、油断してると「あ!呼ばれた!」なんてことに。ステージで油断するな、って話なんですけどね。
~中略~
まず、イントロのブラスセクションのフレーズが、印象的です。2010年にこの曲を演奏することになった時、矢萩さんからは「イントロ、ブラスセクションの再現は、あのままじゃ大変だろうから、何か好きにやってくれて良いよ」というお話があったのですが、でも、僕個人的にも、このファンファーレ風のフレーズがあってこそのこの曲、と思っておりましたので、松田さんと相談して二人で再現してみよう、ということになったのです。フレーズが掛け合いのようになっており、音のタイミングも被ってますから、これは一人では弾けません。ちょっと協力が必要なのですが、こういうのが、ツインキーボードの醍醐味だったりします。
~中略~
しかし、これが実は結構に難関なのですよ(笑)。逆に、一六分音符で、音が動いてくれる分にはいいのですが、このフレーズは、同じ音が続く、ピアノ(鍵盤)が最も苦手な、同音連打なのです。
~中略~
ブラスのフレーズが終わってからの4拍(時間にしたら約1秒程度でしょうか)の間に、サスティンペダルを踏む、それを確認してから右手を移動、左手はオルガンに移動、オルガンでは和音のA♭、それと、ベルの音を同時に弾いた瞬間、次の音であるA♭を弾くまでの八分音符一つ分の間に、踏んでいた右足のペダルを離す(離さないとベルの音が繋がってしまって、濁ってしまいます)、次の拍で、今度は左足で、オルガンのレスリーのスロー/ファストの切り替えスイッチを踏む。これは、オルガンの弾きはじめはスローで入りたくて、直後にファストにして盛り上がりを演出したい、という、僕の(マニアックな(笑))こだわりなのです。でも、こういったちょっとしたことをしっかりやるのと、やらないのでは、曲全体の演奏が、違ってくるんですよ。
★このように、時折、何を言っているのか、ちょっとキーボーディスト以外にはわからないくらい、マニアックな細かい解説もございます(笑)。
~中略~
あと、銀テープが会場に飛んでいくのが見たくて(こちらから見ても、綺麗なんですよ!)、ベルとオルガンを無事に弾けたのを確認し次第、必ず、目は客席に。演奏の方は、手さぐりで弾いております(笑)。
★これはわかりやすい(笑)。
~中略~
★ここからまだ長々とお話しまして。
こうやって、「何かもっとよくなるんじゃないか」という姿勢を忘れないのは、玉置さんの影響が強いと思います。玉置さんご自身が、いつも、色々な曲に対して「もっとこうしてみよう」「ここは、こうしたらかっこよくなるんじゃないか」と、アイデアを出してこられます。一度完成したからといって、そこにいつまでも安住しない。「もっとよくなるはず」と信じて、一生懸命、音楽のことを、考える。そして、実践してみる。そこからまた感じて、また、考えてみる。これが、演奏や曲順などは勿論、歌い方ひとつでも、色々と変わっていくことの一つの答えでもあると思うんです。
~中略~
31.「夏の終わりのハーモニー」
いよいよ、最後の曲です。井上陽水さんとの、86年の神宮でのコンサートの為に作られた、美しい一曲です。あの頃、僕はまだ、18歳。テレビだったか、有線だったか、街中のどこかだったかは記憶が定かではありませんが、ふと流れてきたこの曲を聴いて、「なんていい曲なんだろう」と思ったことは覚えています。
~中略~
音楽的にも、ちょっと切ない曲が多い安全地帯さんの楽曲の中で、明るいほうの、メジャーコードが中心になっている曲です。といって、テンポ的にもバラード系ですから「I LOVE YOUからはじめよう」「どーだい」「情熱」のような、パワフルな明るさではなくて、じんわりとくる感じ。
また、バラード系は、ただ明るいというのはそんなになくて、少し情感漂う感じになるのが普通なのですが、この曲もマイナーコードの実に印象的なクリシェが二つ、出てきます。ここが実によく効いていると思います。一カ所目が
~中略~
などなどマニアックな解説もありつつ(基本、マニアックかな(笑))、質問コーナーなどもありまして、
なんと今回は、大台を超えましたよ。
なんと、21000文字超、原稿用紙で52枚以上の、特大みどり通信となっております。
読まれる方も大変ですよね。とはいえ、読んで下さる方がいらっしゃるので、書けるんです。ついつい、書いちゃうんです。
長すぎだろう、とは思いつつも・・・(笑)。
いつも、本当にどうもありがとうございます。
さて、「第三回 課外授業」の一般受付も、本日から始まりました。
おかげさまで、昨夜の会員先行予約と、本日の一般予約の一日で、すでに、前回の課外授業の倍近いお申込みを頂戴しております。
またこれを機に、ご入会下さった方もいらっしゃいます。ようこそです。どうもありがとうございます(一年半分のバックナンバーもお読みいただけますよー)。
会員様だけがご参加頂けます、「年忘れ夕べの会」のお申し込みも、あっという間に、当初の予想定員を超えてしまいそうなのですが、
こちらも、せっかくですので、出来るだけ多くの皆さまにご同席頂きまして、良き2013年の締めくくりの、楽しいイベントにしたいと思っておりますので、
座席の配置を考えて、まだ、受付をさせて頂きたいと思っております。
とはいえ、さすがにお店の大きさに限りもございますので、どうか、お早目のお申込みをお願いいたします。
課外授業の方は、中華屋さんと違ってホールですので、まだまだお座席にも余裕がございます。
僕がオルガンについて実演付きで”マニアックに”話しまくり(笑)、
六土さんが、ご自身のロックのルーツにつていお話下さり、その音楽を皆で爆音で聴いちゃったり、
セッション大会もあったり(こちらへのご参加は、緑ちゃん倶楽部会員の方のみとさせて頂きます)
六土さん、三塚さん、美穂子さん、そして僕の四人での演奏もあったり、
緑ちゃん倶楽部の会員さまには(これからだってなって頂けます)、その後、焼餃子も水餃子もを食べられる(他にもありますよ)懇親会まであったり。
盛り沢山の冬の一日となりそうです。
どうぞよろしくお願い致します。
課外授業のお申込み(どなた様でも「ゲスト受講」をお申込み頂けます)、ご入会、各種お問い合わせは、緑ちゃん倶楽部まで、いつでも、お気軽にどうぞです。
info@midorichanclub.com
さてさて、こちらには台風がやってきております。
皆さま、どうかくれぐれもお気を付けになって下さいね。
田んぼとか、気になっても、絶対に見に行っちゃだめですよ。
じっとしていて下さいね。僕みたく。
ではー。