怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

さわかみファンド

2013-04-13 07:19:37 | Weblog
これからは投資信託の時代とばかりによく考えもせず2005年の11月からたいした額でもないんだがさわかみ投信に毎月自動引き落としをして積み立てている。いろいろ読んでみると長期投資家としての澤上篤人氏の考え方には共感できるところも多かった。個人投資家(小金を出しているだけでそんなに立派なもんではないですが)は決算がないんで無理に益出しする必要もない。長期に考えて応援したくなる企業に投資して自分も儲かると言う構図は魅力的です。
最初は順風満帆、日経平均にほぼ合わせて評価額もあがっていき、ルンルン、でした。
でしたが・・・
リーマンショックまでは・・・
株価の急落と共に当然ながら評価額もがた落ち
澤上代表は相場に一喜一憂せずに下がったら買い進める絶好の好機と言い続けていました。そうは言っても、ここからこちとらはずーっと水面下に深く潜行。いくら決算期がないからと言ってもどんどん下がっていくのに毎月積み立てていくのはなんだかな~。日経平均が1万円を切っている間は評価も水面下で2割以上下回っている時にはこのままでいいのかと悩みました。
今回の安部相場で今年になって一息つき、この2月ぐらいにやっと水面下から浮上
その面では政治的にはどうあれアベノミクスは株を持っている人にとっては無条件でウエルカムになるのでしょう。いろいろ将来的に不安があっても今お金を増やしてくれた実績は強力です。願わくばこれがステップ、ジャンプにつながればと言うことですが、今まで何も出来ずに文句だけを言っていた人がつべこべ言っても実際に株価を上げた成果の前には霞んでいます。今は総投資額に対して10%ぐらいのリターン。それでも10年足らずで10%なら銀行の定期よりいい?(ちなみにこの1週間でまたあがって4月12日現在15%アップです)
上り調子と言うことで澤上篤人さんの講演を聴いてみました
実際に見てみると結構せっかちで今時の投資家に似合わずパワーポイントは使わずホワイトボードに手書きと言うアナログ派。
その論旨は次の2点。
高度成長期1952年から89年までに株価は年平均20%伸びている。これは経済成長率を大きく上回っている。なぜこんなことが可能だったかと言うと株式の持合が同時に進んで行ったから、88年には東証一部の株の実に55.3%が企業持合。それが失われた20年の間にどんどん売られていき株価もどんどん下がっていった。企業は売る一方で今の東証一部の持合は8%に。ここまで来るともう売りは出てこない。その面では日本株の構造が変わったので本気で買っていい。
この3年で元気な会社が一杯出てきた。円高を利用したグローバルベースの生産で再編成を進めてきた。日本が誇る高品質の中間素材は世界がマーケットであり、これから先行投資の利益が出てくるだろう。だから個人預貯金785兆円は国債を買っては駄目。投資にまわしましょう(これはさわかみファンドを買えという我田引水ですね)と言うことであろう。ではどの企業でもいいかというと上場企業3600社のうちいいのは600社くらいとのご宣託。個別企業についてはコメントできないと言うことですが何処がいいかというとさわかみファンドが組み込んでいる企業と言うことですか。
今の相場はアベノミクスの口先効果だけでバブルと捉えるのか、大いなる飛躍への幕開けなのかと言う認識の差が強気弱気の分かれ目ですが、大体が儲けたい人が多いので強気に傾く人が溢れてきています。株屋に株価の動向を聞くのは魚屋にこの魚はいいかと聞くようなもので分かりきったことを聞くだけです。ちょっと眉に唾して聞かないといけませんね。
澤上さんはマネックスのオンラインセミナーでも話していて、これは口座を持っていれば4月中は見れますので興味がある方は一度どうぞ。
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「日本農業への正しい絶望法」神門善久

2013-04-12 21:19:10 | 
農業の基本は「土つくり」
まやかしの有機農業とか大規模農業では日本の農業に未来はない。
日本には、美味しくて安全な作物を自然環境と調和しつつ作るすぐれた耕作技能があったのに、その技能がどんどん死滅している。
消費者も本当に美味しい作物を味あう舌が愚鈍化していて、よい農作物をきちんと評価することができない。

著者の主張は突き詰めると「まえがき」と終章の「日本農業への遺言」に網羅されている。著者の要約に寄れば
1 日本農業の本来の強みは技能集約型農業にある。
2 耕作技能の発信基地化することにより農業振興はもちろん、国民の健康増進、国土の環境保全、国際貢献など様々な好ましい効果が期待できる。
3 農地利用の乱れと消費者の舌の劣化、放射能汚染問題によって農業者が耕作技能の習熟に専念できず、肝腎の耕作技能は消失の危機にある。
4 マスコミや「識者」は耕作技能の消失という問題の本質を直視せず、現状逃避的に日本農業を美化するばかりで、耕作技能の低下を助長している。
この視点で、企業参入によって資本を投下し農業機械などを取り揃え植物工場や農業ハウスを建設して大規模耕作を進めるのは、マニュアル依存・化石エネルギー多投入型大規模農業とする。それらは経済界の後押しもありマスコミにも好意的に取り上げられているが、それでは外国の大規模農業には到底勝ち目はないとする。実際、鳴り物入りで企業が農業に参入しても採算が合わずにすぐに撤退した例は多い。
農地を見ず、自然化環境の変化に応じて臨機応変に対応する技能を持たず、マニュアルにしたがって行う農業には未来はないという。ただ有機物を撒けばいいという名ばかり有機栽培にも厳しい評価です。
現在の農政を、そして有機栽培も大規模栽培もぶった切って小気味いいのですが、いまいち「技能」の中身が伝わらないのがもどかしい。実践している農業者の個人名はあえて伏しているし、これは文章で表現することは非常に難しいと思うのですが、具体的内容も都会人にはうまく伝わらない。自分も本当の美味しさがわからない舌の鈍化した消費者の一人として断罪されているのでしょうが、残念ながらスーパーでは安い野菜のほうを買ってしまう。
一方で農業先進国型産業という議論にはそれなりの未来を感じる魅力があり、参入した企業がすべてうまく行っていないのではなく、それなりに成功しているところもあるのではと思います。農業の基本は土つくりという主張は説得力があるのですが、それを踏まえた大規模耕作もあるのではないでしょうか。
浮ついたマスコミの論調に流されることなく、日本の農業の基本を考えるには刺激的な本です。
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今度は「いわしのみりん干し」

2013-04-09 20:33:41 | Weblog
たまたま夜にイオンへ行くことがあったので、ついでに魚売り場を覗いてきました。8時過ぎなのでほとんど残っていなかったのですが、売れ残りの鯵といわしがありました。いわしはもう開いてあったのですが、これなら手間がかからないし、149円だったのですが4匹入っているので失敗してもいいか。
今回はいわしなのでみりん干しに挑戦。
早速家に帰ってから塩を振ってからキッチンペーパーで水気をふき取り、漬け汁に漬け込みます。漬け汁はみりん2にしょうゆ1、酒1そして砂糖少々。

みりん干しの場合はそんなに漬ける事はなく、10分漬けてひっくり返して万遍なく漬かるようにして、さらに10分。
その後余分な汁をキッチンペーパーでふき取ってベランダに干す。

一晩干して朝にはほぼ生乾きになっているので取り込んで冷蔵庫に。
早く食べようとその晩すぐに焼いて食べたんですが、いい味だったんですが、さめてから食べたからか、もうひとつふっくら感がなくてちょっと硬かった。

ここら辺が開いてあったいわしの限界か。前回作ったはたはたのほうが美味しかったですね。
やっぱり干物にするなら王道の鯵にすべきだったか。
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4月6日鶴舞公園テニスコート

2013-04-07 07:27:59 | テニス
この日は爆裂低気圧が近づいてくると言うことで、強風と大雨に注意してくださいと言われていました。12時過ぎから雨が降り始めるという予報でしたが、最近の天気予報はよく当たる。正しく12時前ぐらいから雨が降り出しました
当然ながらこの日のテニスは中止。折角午後に鶴舞公園テニスコートが当たっていたのに
残念でした
先週も雨で中止と言うことでこれで2週連続の中止です。
世間は日曜日から名古屋市長選挙と言うことで、しばらくはいろいろ行事が入ってくるのでテニスにも参加できるか分かりません。個人的には法事が2週連続入っていて参加できない日があります。何とかやりくりして参加したいのですが、4月末まではやりくりしてもテニスに参加できるかどうか
皆さん頑張ってください。
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「新幹線お掃除の天使たち」遠藤 功

2013-04-05 20:43:40 | 
新幹線の車両清掃を行う「テッセイ」という会社。
1チーム22名で多いときは一日約20本の車両清掃を行います。
新幹線が駅のホームに入り折り返し出発するまでの7分間で清掃を完了しなければいけません。原則1両をひとりで担当し、座席数約100、約25メートルの車両の座席の下や物入れにあるゴミをかき集め、座席の向きを変え、テーブルを拭き、座席カバーが汚れていれば交換と7分間で行います。チームワークと一人ひとりの責任感による、まさに世界最速と言われる「魅せる清掃」です。
でも「テッセイ」のすごいところはそれだけではありません。列車がホームに入る前に一列に整列して、列車がホームに入ってくると深々とお辞儀して出迎えます。列車に乗り込む際にも降車するお客様に「お疲れ様でした」と声をかけ、一礼は欠かしません。さらに清掃を終えると整列し、待っているお客様に「お待たせしました」と声を掛け、再度一礼して次の持ち場へ移動するのです。
それだけでなく小集団活動や提案活動が非常に活発で、日々業務改善や様々なキャンペーンのアイデアが現場から出され実施しています。「テッセイ」の現場は与えられた仕事をこなすだけでなく、現場の目線で知恵やアイデアを生み出し、自分たちが率先して実行に移す「現場力」に満ちた職場なのです。
海外のメディアからも注目を浴び、日本のテレビ、マスコミにも「最強のチーム」として何度か取り上げられています。
でもこの「テッセイ」、最初からこんな会社だったのではありません。平成17年に矢部輝夫さんがJR東日本から着任した時はごく普通の清掃子会社でした。そこから働きやすい環境を整え、組織をシンプルにし、イベントで一体感を高め、やる気がある人を正社員に登用していきました。平成19年には柿崎幸人さんがJR東日本から加わり単なる清掃会社からおもてなしの会社への動きが始まっていきました。「小集団活動」「提案活動」へのてこ入れがされ、現場が「考える現場」「知恵を生む現場」へと変わり始めたのです。現場の気付きは親会社のJR東日本をも動かし始めました。
清掃が仕事なのにどうしてそんなことまでしなくてはいけないのかという声も上がる中、主任たちの粘り強い努力で取り組みの輪を広げていったのでした。この最強のチームが誕生するまでの物語は感動ものですし、管理職の志と発信力の重要性を改めて認識します。
スタッフのすばらしいところをレポートするエンジェルレポートが第1部に載っていますが読み進めていくと本当に目頭が熱くなってきます。最初は掃除のおばさんと劣等感を持ちかっこ悪いと思っていた人がみんなから評価されプライドを持って行く姿は感動します。まさに最強のチーム、お掃除の天使です。
テッセイの職員は約820名。平均年齢は52歳で、正社員比率は約50%。ちなみに入社時は全員がパートで1年が経過すると正社員試験を受けることが出来ます。それでも清掃という仕事になじめない人、安易に考えている人も多くて1年で200名近く採用しても、1ヶ月で半数近くやめてしまうそうです。お掃除の天使たちといわれても現実はそんなにきれいごとばかりではなく、とても勤まらない人も多いということです。
そうやって淘汰された中で残った人たちだからこそ意欲はとても高いといえます。ある面ではそういう淘汰の仕組みがあるからこそ成り立っているかもしれません。

200ページのも満たない本ですが、感動と志を感じることが出来、日本も日本人もまだまだ捨てたものではないと思えてきます。読みやすいのですし読んで損はしません。
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3月31日名城庭球場は雨

2013-04-01 07:27:00 | テニス
朝からどんより曇っています。天気予報は曇りだったので、11時からのテニスに備えておもむろに支度を始めました。水筒にお茶を詰めて準備完了。8時ごろ雨がぱらついたのですが、家を出る時には何とかもっていました。サザエさんからは急遽行ってもいいかと電話があったのでウエルカムと言ったのですが・・・・
家を出た頃からポツポツ降ってきました。地下鉄の駅に着く頃には結構降ってきてびしょびしょに。テニスに行くからと傘を持っていかなかったのが裏目に出ました。
これはもう駄目だとサザエさんには中止の連絡。合わせてヤッターマン、1059、森の熊さん、OBさんにもメールをしました。その上で家に帰ったのですが、本当にびしょびしょ。フードつきのウインドブレーカーを着て行って正解でした。
ところが家に帰ってメールを見るとOBさんが既に名城庭球場で金を払って待機しているとのこと。北区ではあまり降っていないのでしょうか。メンバーは揃っているのでしょうか。すると11時にまたメールがあって、結局雨が激しくなってクローズになったそうです。一応4人揃っていたそうですがお疲れ様。早めに昼食にでも行ったのでしょう。
私的には地下鉄に乗る前に降り出して、駅で撤退できたのでまあ不幸中の幸いでした。何事も退く時ほど難しいことはありません。
この雨でせっかくの桜もかなり散ってしまうかもしれません。昨日はほぼ満開で神宮東公園の西の道路も桜のトンネルが出来ていたのですが、

今日花見に行こうとした人も多いと思うのに残念でした。鶴舞公園とか名城公園では午前中から場所取りしている人もいるはずで夕方までにはやんで宴会が出来るといいですね。心静かに桜を楽しみたい人は山崎川を散策してください。18時30分からはライトアップされて本当にきれいです。
コメント (2)
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