こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日は2回目の投稿です。
このカテゴリーは基本的にフィクションです。
販促経営コンサルタントの本田というわたしの分身を登場させて、様々な経営再生の様子を描写していきます。
内容はフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回水曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信で、今週は今日になってしまいました)
「患者さんが減っていくーーある開業医の苦悩」(その2)
本田のデスクの電話が鳴った。
「はい、本田です」
「あ、初めまして。私、先日先生の話を聞いていたものです」
「ありがとうございます。ええ~と、いつの話? でしたっけ。すみません」
「あ、こちらこそすみません。先生が医師会で話された医院経営のついてのお話です」
「ああ、あれ、ですね。じゃああなたはお医者さん、ドクターですか?」
「あ、申し遅れました、わたし○○市で小児科医院を開いている田代といいます。よろしくお願いします」
「はい、いいえ、こちらこそ。それで?」
「先日の先生のお話を聞いていて、なるほど今は開業医は病気を診ているだけじゃだめなんだなあということがよく分かりました。それに先生がおっしゃった患者さんは患者であり、お客様なんだということですね、そう考えなくちゃこれからは患者さんも増えていかないということでしたが、なるほどなあと感心しました」
「そうですよ、本当に。でも今までほらお医者さんて、病気を治してやるんだ、というような感じで偉そうにしている人が多かったじゃないですか。でも考えてみれば、お医者さんもけがや病気の治療をしてその対価を患者さんからもらっているわけで、そう考えるとお店の経営と同じなんですよね。とまあそういった長いお話はお会いした時にしたいと思いますが、そういったご相談ですよね、ええと田代さん、でしたっけ?」
「はい、そうです」
本田は、田代院長に会う日を約束した。
大橋小児科は○○市の大橋町というところにあった。
なるほどなんで院長が田代という名前なのに、大橋なんだろうと不思議に思っていたが、分かってみると簡単なことだった。
自分の住んでいる町名を医院の名前にするということは、少しは街に貢献したい、地域密着で治療をしたいという現れだなと、自分なりに本田は考えた。
もちろんそれほどきちんと考えてつけた名前ではなく、何となくただ大橋町にある医院だし、自分の名前をおおっぴらに出したくないというだけのことで、つけただけのことかもしれないが、その名前でよかったと思う。
それだけでも地域に奉仕したいということが出ているんだから、と本田は考えた。
訪ねた日は休診日だったので、もちろん5台ほど車が駐められる駐車場には車は一台もなかった。
田代自身の車を置く駐車場は別にあるのだろう。
お医者さんはよくベンツなどに乗っているので、患者(おっとお客様だ)と一緒にするとよくないわけだ。
空いている駐車場の一番端に車を止めて本田は自宅の方に向かった。
あらかじめ電話では自宅でお話をということだったので、できたら待合室も見たいと思っていたが、それはまあ後にゆっくりと見ることにして、自宅に伺った。
「あ、先生。よくいらっしゃいました。今日はありがとうございます」
「こちらこそよろしくお願いします。あの、すみません、先生から先生と呼ばれると何だかちょっとこの辺がかゆくなってきそうなので、本田と名前でお願いできますか」
「あ、そうですか、つい、先生と………」
「よく言われんですが、僕自身先生と呼ばれるほどのものじゃないので、いつも名前で呼んでいただけるようにお願いしています」
「はい、分かりました」
「じゃあ早速、本題に入りましょうか」
つづく
<3>へつづく。
(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)
それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
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群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所
http://www.shakatsu.com
E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)
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「患者さんが減っていくーーある開業医の苦悩」(その2)
本田のデスクの電話が鳴った。
「はい、本田です」
「あ、初めまして。私、先日先生の話を聞いていたものです」
「ありがとうございます。ええ~と、いつの話? でしたっけ。すみません」
「あ、こちらこそすみません。先生が医師会で話された医院経営のついてのお話です」
「ああ、あれ、ですね。じゃああなたはお医者さん、ドクターですか?」
「あ、申し遅れました、わたし○○市で小児科医院を開いている田代といいます。よろしくお願いします」
「はい、いいえ、こちらこそ。それで?」
「先日の先生のお話を聞いていて、なるほど今は開業医は病気を診ているだけじゃだめなんだなあということがよく分かりました。それに先生がおっしゃった患者さんは患者であり、お客様なんだということですね、そう考えなくちゃこれからは患者さんも増えていかないということでしたが、なるほどなあと感心しました」
「そうですよ、本当に。でも今までほらお医者さんて、病気を治してやるんだ、というような感じで偉そうにしている人が多かったじゃないですか。でも考えてみれば、お医者さんもけがや病気の治療をしてその対価を患者さんからもらっているわけで、そう考えるとお店の経営と同じなんですよね。とまあそういった長いお話はお会いした時にしたいと思いますが、そういったご相談ですよね、ええと田代さん、でしたっけ?」
「はい、そうです」
本田は、田代院長に会う日を約束した。
大橋小児科は○○市の大橋町というところにあった。
なるほどなんで院長が田代という名前なのに、大橋なんだろうと不思議に思っていたが、分かってみると簡単なことだった。
自分の住んでいる町名を医院の名前にするということは、少しは街に貢献したい、地域密着で治療をしたいという現れだなと、自分なりに本田は考えた。
もちろんそれほどきちんと考えてつけた名前ではなく、何となくただ大橋町にある医院だし、自分の名前をおおっぴらに出したくないというだけのことで、つけただけのことかもしれないが、その名前でよかったと思う。
それだけでも地域に奉仕したいということが出ているんだから、と本田は考えた。
訪ねた日は休診日だったので、もちろん5台ほど車が駐められる駐車場には車は一台もなかった。
田代自身の車を置く駐車場は別にあるのだろう。
お医者さんはよくベンツなどに乗っているので、患者(おっとお客様だ)と一緒にするとよくないわけだ。
空いている駐車場の一番端に車を止めて本田は自宅の方に向かった。
あらかじめ電話では自宅でお話をということだったので、できたら待合室も見たいと思っていたが、それはまあ後にゆっくりと見ることにして、自宅に伺った。
「あ、先生。よくいらっしゃいました。今日はありがとうございます」
「こちらこそよろしくお願いします。あの、すみません、先生から先生と呼ばれると何だかちょっとこの辺がかゆくなってきそうなので、本田と名前でお願いできますか」
「あ、そうですか、つい、先生と………」
「よく言われんですが、僕自身先生と呼ばれるほどのものじゃないので、いつも名前で呼んでいただけるようにお願いしています」
「はい、分かりました」
「じゃあ早速、本題に入りましょうか」
つづく
<3>へつづく。
(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)
それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
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