こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日は2回目の投稿です。
このカテゴリーは基本的にフィクションです。
販促経営コンサルタントの本田というわたしの分身を登場させて、様々な経営再生の様子を描写していきます。
内容はフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回水曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)
「患者さんが減っていくーーある開業医の苦悩」(その4)
「わたしの場合はやはりこの小さな医院でも、もう一度子どもの声があふれるような、にぎやかな医院になれればいいなと」
「そうですか。子どもたちの声がたくさん響いてくるようなにぎやかさがいいんですね」
「ええ、嫌いじゃないですからね、子どもは」
「子ども嫌いな小児科の先生、じゃないわけですね」
「いるとすれば、それはそれで不幸ですよね」
「はい。でも僕はそれはそれで、いい面もあると思うんです」
「というと?」
「子どもを単なる診察対象として、冷静に見られるんじゃないかって、まあ個人的ですけど、思うときもありますが、やっぱり相手を好きにならなくちゃね。小売業だって、お客様を好きにならなきゃ売っていても楽しくないですからね」
「ええ」
「さて、と。田代さん、話は戻りますが、なぜ子どもの声が響き渡っていた方がいいんですか。だって考えてみれば、お医者さんが暇なら、その分みんな健康でいいわけですよね。泥棒が少なくて警察が暇なのが、いいように」
「う~ん、乱暴な意見ですねえ、本田さん」
「でもある意味正しいですよね。理想ですけど」
「理想です。プラトンの時代からその理想は実現されてきていませんし、これからも無理でしょう」
「無理です」
「それだから、じゃあ不幸にも病気になっても、この医院に来れば、病気も治せるし、元気になれる、と患者さんにたくさん思ってほしいわけです。別に病気が治せればうちじゃなくてもいいとは思うんですが、どうせならやはりうちで治ってもらいたいですよ。それが人間というものでしょう? わたしの医者としてのプライドでもあるわけですよ」
「なるほど」
「それに、お医者さんにかかると病気って治るんだって、子どもにも思ってもらえて、なおかつあそこに行けば病気でもちょっと楽しいって、そういう医院にしたいんです」
「だいたい分かってきました」
「ありがとう」
「じゃあ今のところでだいたいのことは理解できましたので、提案内容を1週間ほどいただいて考えてきます」
「お願いできますか」
「その前に明日でも結構ですから、一度待合室の状況を見せてもらえますか。どういう状況なのか実際に眺めてみたいんです。その方が現実的な提案ができると思いますので」
「分かりました。明日は9時から始まりますので、その頃来ていただけますか。看護師にも話しておきますから」
<5>へつづく。
(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)
それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
あ、そうそう、下記のメルマガ「繁盛店になりたいか!」をぜひお読みください。
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群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所
http://www.shakatsu.com
E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)
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「子ども嫌いな小児科の先生、じゃないわけですね」
「いるとすれば、それはそれで不幸ですよね」
「はい。でも僕はそれはそれで、いい面もあると思うんです」
「というと?」
「子どもを単なる診察対象として、冷静に見られるんじゃないかって、まあ個人的ですけど、思うときもありますが、やっぱり相手を好きにならなくちゃね。小売業だって、お客様を好きにならなきゃ売っていても楽しくないですからね」
「ええ」
「さて、と。田代さん、話は戻りますが、なぜ子どもの声が響き渡っていた方がいいんですか。だって考えてみれば、お医者さんが暇なら、その分みんな健康でいいわけですよね。泥棒が少なくて警察が暇なのが、いいように」
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「理想です。プラトンの時代からその理想は実現されてきていませんし、これからも無理でしょう」
「無理です」
「それだから、じゃあ不幸にも病気になっても、この医院に来れば、病気も治せるし、元気になれる、と患者さんにたくさん思ってほしいわけです。別に病気が治せればうちじゃなくてもいいとは思うんですが、どうせならやはりうちで治ってもらいたいですよ。それが人間というものでしょう? わたしの医者としてのプライドでもあるわけですよ」
「なるほど」
「それに、お医者さんにかかると病気って治るんだって、子どもにも思ってもらえて、なおかつあそこに行けば病気でもちょっと楽しいって、そういう医院にしたいんです」
「だいたい分かってきました」
「ありがとう」
「じゃあ今のところでだいたいのことは理解できましたので、提案内容を1週間ほどいただいて考えてきます」
「お願いできますか」
「その前に明日でも結構ですから、一度待合室の状況を見せてもらえますか。どういう状況なのか実際に眺めてみたいんです。その方が現実的な提案ができると思いますので」
「分かりました。明日は9時から始まりますので、その頃来ていただけますか。看護師にも話しておきますから」
<5>へつづく。
(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)
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