こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日は2回目の投稿です。
このカテゴリーは基本的にフィクションです。
販促経営コンサルタントの本田というわたしの分身を登場させて、様々な経営再生の様子を描写していきます。
内容はフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回水曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)
「患者さんが減っていくーーある開業医の苦悩」(その3)
「まずだいたいの今までの患者さんの、呼びやすいので患者さんと言いますね。この前の講演の時は患者さんでなくてお客様なんだと言いましたが、この時点では患者さんと言った方が話が早いと思いますので」
「はい、わたしも患者さんの方が呼び慣れていますので」
「患者さんは、もちろん小学生が中心ですよね」
「そうです」
「じゃあ、やはり少子化で、患者さんそのものが減った、ということですか?」
「それもありますが、それに反比例して、同業者が増えたことともあります」
「なるほど、二重の意味で患者数が減ってきた、ということですね」
「ええ」
「今までじわじわと減ってきたと思うんですが、気づいてから、何か手は打ちましたか?」
「いえ、子どもの絶対数が減る中で、同業者が増えたのですから、患者数が減るのは仕方ないとは思っていました。まあ経営的にはぜんぜん問題はなかったですから、つい最近までは」
「最近までは?」
「ええ。でもここに来て急に減りだしたのは、やはりほかにも原因があるんじゃないかというようにも思っていたところで、ちょうど先生のお話をたまたま聞いたものですから………」
「じゃあまあタイミング的には、ちょうど良かったですね。これ以上減っていくと、経営にも響いてくるでしょうから」
「ええ、本来でしたら、わたしどもは患者の病気を診察して、しかるべき処置をして、治せるものなら治してあげるという、まあ上から目線の職業でしたし、ちょっと前まではそれでも先生お願いしますと言ってきてくれたものだから、いい気にはなっていたんでしょうね。でもここまで減ってくると、ちょっと危機感も出てきましたね、正直言って」
「う~ん、そうですよね。わたしも最近になって、この前の講演で言わせてもらったようなことに気づくようになった、というのが正直なところです。それまではやはりお医者さんと言うと、絶対につぶれない職業だと思っていましたし、聞くところによると、1日3人ほど患者さんがあれば、それで贅沢言わなければ十分やっていけると。現にわたしの家族がお世話になっていたお医者さんなんかそんな感じで、いつも患者さんがそんなにいなくて、いつ行ってもがら~んとしていましたが、結構のんきそうに患者さんが来たら奥の方から出てくるような、そんな感じでもやれていたようですからね」
「そうですか、そんな方もいらっしゃったんですね。でもやはり医者ですから。患者さんを治してなんぼ、ですからね、下世話な話」
「そうでしょ、それでいいんじゃないんですか。きちんと治してさえすれば」
「無理な場合は、設備だって町医者では限られていますから、患者さんにとっても、もっと設備の整った大きな病院で精密検査を受けた方がいいと思ったら、即躊躇しないで紹介していました。今までですから誤診らしい誤診はしたことはありません」
「そうですか。それではそろそろ本題に入っていきますか。いったい田代さんはこの医院をどのようにしたいのですか? それによって答えは違ってきますから」
<4>へつづく。
(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)
それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
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群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所
http://www.shakatsu.com
E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)
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「はい、わたしも患者さんの方が呼び慣れていますので」
「患者さんは、もちろん小学生が中心ですよね」
「そうです」
「じゃあ、やはり少子化で、患者さんそのものが減った、ということですか?」
「それもありますが、それに反比例して、同業者が増えたことともあります」
「なるほど、二重の意味で患者数が減ってきた、ということですね」
「ええ」
「今までじわじわと減ってきたと思うんですが、気づいてから、何か手は打ちましたか?」
「いえ、子どもの絶対数が減る中で、同業者が増えたのですから、患者数が減るのは仕方ないとは思っていました。まあ経営的にはぜんぜん問題はなかったですから、つい最近までは」
「最近までは?」
「ええ。でもここに来て急に減りだしたのは、やはりほかにも原因があるんじゃないかというようにも思っていたところで、ちょうど先生のお話をたまたま聞いたものですから………」
「じゃあまあタイミング的には、ちょうど良かったですね。これ以上減っていくと、経営にも響いてくるでしょうから」
「ええ、本来でしたら、わたしどもは患者の病気を診察して、しかるべき処置をして、治せるものなら治してあげるという、まあ上から目線の職業でしたし、ちょっと前まではそれでも先生お願いしますと言ってきてくれたものだから、いい気にはなっていたんでしょうね。でもここまで減ってくると、ちょっと危機感も出てきましたね、正直言って」
「う~ん、そうですよね。わたしも最近になって、この前の講演で言わせてもらったようなことに気づくようになった、というのが正直なところです。それまではやはりお医者さんと言うと、絶対につぶれない職業だと思っていましたし、聞くところによると、1日3人ほど患者さんがあれば、それで贅沢言わなければ十分やっていけると。現にわたしの家族がお世話になっていたお医者さんなんかそんな感じで、いつも患者さんがそんなにいなくて、いつ行ってもがら~んとしていましたが、結構のんきそうに患者さんが来たら奥の方から出てくるような、そんな感じでもやれていたようですからね」
「そうですか、そんな方もいらっしゃったんですね。でもやはり医者ですから。患者さんを治してなんぼ、ですからね、下世話な話」
「そうでしょ、それでいいんじゃないんですか。きちんと治してさえすれば」
「無理な場合は、設備だって町医者では限られていますから、患者さんにとっても、もっと設備の整った大きな病院で精密検査を受けた方がいいと思ったら、即躊躇しないで紹介していました。今までですから誤診らしい誤診はしたことはありません」
「そうですか。それではそろそろ本題に入っていきますか。いったい田代さんはこの医院をどのようにしたいのですか? それによって答えは違ってきますから」
<4>へつづく。
(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)
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