言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

「泣きっ面に蜂の焼肉店物語」(その10)

2012-12-05 10:55:00 | 繁盛店物語(創作)
こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日は2回目の投稿です。

このカテゴリーは基本的にフィクションです。
販促経営コンサルタントの本田というわたしの分身を登場させて、様々な経営再生の様子を描写していきます。
内容はフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回水曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)


「泣きっ面に蜂の焼肉店物語」(その10)


「いいじゃないですか、試験的に導入してみても。もしその日に入らなくても、お客様にきちんと説明すればいいんじゃないですか? 
申し訳ございません。新鮮なお肉をお客様に提供したいので、今日のように入荷しないときもあるんです。
でも今日のお肉はどこどこ産ですが、負けず劣らずおいしいですよ。とか、ちゃんと説明すれば納得していただけるように思いますがねえ。
その評判が立てば、あそこの肉はいつも新鮮なんだという口コミも、広がっていくように思いますが」

「そういう考え方もありますか。そこまでは考えられなかったですね。そうか、そうすればいいのか」

「お客様を裏切るにしても、いい意味で裏切ってあげれば、それほどに怒る人も気にしなくても、この店を気に入ってもらえる人だけに来てもらえばいいんですよ。八方美人的にお客様を選別しないというのは、今どき、結局すべてのお客様を満足させられない結果になってしまいますよ」

「そうですよね」

「どんなに素晴らしいサービスをしても、怒る人はいます。でもその人に照準を合わせてなんかいたら、商売なんてできません。それよりも、この店のサービを喜ぶお客様をより満足させてあげた方がお店にとってもいいと思いますが」

「まったくその通りだと思います」

「よくいらっしゃるんですよね。このお店のお客様はどんな層を狙っていますか。どんなお客様に来ていただきたいですかって聞きますと、そりゃたくさんのお客様に来ていただきたいですよ、って答えるんですよね。それは答になっていないと思いませんか。さらに突っ込むと、若い方からファミリーまで、いろいろな層の方にまんべんなく来てほしいですって、いいますね」

「まあたくさん来てほしいですからねえ」

「そんな店づくりなんかしたら、結局みんなから嫌がられてしまうと思いませか?」

「え、どうしてですか?」

「え、分からないですか? それが判らないうちはダメでしょうね。こんな諺知ってます? 船頭多くして船山上る、って?」

「ええ、まあ、だいたいのところは」

「このことわざの場合は、様々な意見に引っ張られてどっちつかずになっていたら、ダメになってしまうというような意味です。ちょっとたとえとは違うとは思うんですが、他にいい諺が今思いつかないので、この諺を出してしまいましたが、ターゲット、お客様、ですね。この店はファミレスじゃないですよね」

「もちろん!」

「今どき、どんな方にも来ていただきたいのがファミレスでも、お客様の層をきちんと把握して宣伝しています。それなのに、ここでもファミレスのように、どんなお客様にも来ていただきたいなんて、そんなことを言ってるから、すべてのお客様にそっぽを向かれてしまうんですよ。
そうじゃないですか?」

「いや判らないですね、本田さんの言ってること。だって、いろいろなお客様に来ていただきたいんですよ、ほんとうに」

「ああ、もう! 今の時代に、自分の店に来てほしいお客様を絞らない専門店なんて、やっていけないですよ」

「………」

「いいですか。まずここんところから考えていきましょう。まず客層をどうするかということから」



                        <その11>へつづく。

(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)

それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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隠れ家的なお店

2012-12-05 10:17:04 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。


今日はよく晴れていますが、空気が冷たいです。
昨日は桐生では降りませんでしたが、前橋ではいっとき強い雨が降ったとのこと。
ほんの少ししか離れていないのに、違うんですね。
昨日は午後から、晴れるとともに強い北風が吹いてきました。
でも気温は夜までけっこう高めで暖房は夜10時頃までノーサンキューでしたが、30分ほどエアコンのお世話人りました。
今朝は放射冷却で冷たくて氷点下まで行ったようです。

さて、今朝のニュースワイドショーでは中村勘三郎さんが亡くなったニュースでもちきりです。
まだ57歳。わたしよりも若いのに亡くなってしまいました。

そのニュースで薄くなってしまいましたが、中山ゴン雅史さんが昨日とうとう引退をしてしまいました。

中山ゴンと言えば、すぐに思い浮かべる映像は、ドーハの悲劇での、あのロスタイムにイラクに同点にされた瞬間に崩折れる姿ですね。
そのときに何か叫んでいますが、なんて言ってるんでしょうか。
今ならさしずめ「マジかよ~!」でしょうが、あのときはいったいどんな言葉を発していたのでしょうか。

変なところに興味がありますね、わたしは。


昨日は1年ぶりぐらいであるお店に行ってきました。
以前から世話にもなっている人のお店で、釜飯をいただいてきました。

その店は、釜飯をわざとおこげをつけて出すことで始めた、けっこう知っている人には評判のいい隠れ家のようなお店ですが、探しづらい場所にあります。
最初は地図を見ていっても、迷いそうですね。
信号を曲がり、すぐにまた右に折れるような細くて急な坂道を下る途中にあって、駐車場から見ると店の1階は2階部分になります。
確かに正面玄関から入ると1階なんですが、駐車場を見るとずいぶんと下にあります。
その駐車場もそこから南方向を見るとずいぶんと高台にあるといった、坂道の途中にある小さなお店です。

はっきり言って店内はきれいとは言えません。

古びた民家といった感じで、1階の席は板敷きで、そこに座布団を敷いて座ります。
今の時期は寒いので、ストーブを背にしょった感じでいないと冷たくていられません。
テーブルも低くて、ちょっとかがまないと食べづらいんですが、料理はおいしいです。
赤城の麓の野菜を使う地産地消の店です。

その料理を作る女将さんはけっこうはっきりとした方で、好き嫌いもはっきりしていて、物怖じしないで意見を言うような人です。
その女将さんと仲良くなれば手相も見てもらえます。
そのときに知ったのですが、何と私と同じ歳でした。

お昼は予約客のみで、なかなか店に電話をかけてもいないことも多く、そんなときには携帯に留守電を入れておくことにしていますが、なかなか昼間はつかまらない人です。

メインは夜の営業で、日が暮れるとその店の風情が何となく醸し出されていい雰囲気になることもまた事実ですので、もし興味のある方は夜に予約していってください。
きっとお腹いっぱい食べさせてくれて、おいしいお酒も飲ませてくれますから。
(秘密にしている、その部屋をよく利用すると成功すると言う自称“出世部屋”もあるそうですよ)
今月はまた上毛新聞で出している「グラフぐんま」にも紹介されているらしいです。

ホームページなんかありませんので、住所だけを頼りにいってください。
銀花
桐生市川内町3-269-1
TEL.0277-65-7888


それでは、また明日。
さあ今日もがんばろう!


さて、わたしは現在、このブログでもたまに出てくるように、太田商工会議所と桐生商工会議所で店舗支援のコーディネーターを委嘱されて活動しています。
また関東経済産業局中小企業支援ネットワークという長い名前の専門家登録をしていまして、今年度は数件の案件をまかされました。
各地域の商工会議所や商工会の、このブログに目を通していらっしゃる方で上記のような店舗支援や企業支援が必要な方はご連絡ください。
一軒でも多く小さな企業やお店を支援し、次の時代に残せていけたらいいなと真剣に相談に乗っています。
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あなたの一日が今日も普段通りの良い一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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