こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日は2回目の投稿です。
このカテゴリーは基本的にフィクションです。
販促経営コンサルタントの本田というわたしの分身を登場させて、様々な経営再生の様子を描写していきます。
内容はフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回水曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)
「泣きっ面に蜂の焼肉店物語」(その10)
「いいじゃないですか、試験的に導入してみても。もしその日に入らなくても、お客様にきちんと説明すればいいんじゃないですか?
申し訳ございません。新鮮なお肉をお客様に提供したいので、今日のように入荷しないときもあるんです。
でも今日のお肉はどこどこ産ですが、負けず劣らずおいしいですよ。とか、ちゃんと説明すれば納得していただけるように思いますがねえ。
その評判が立てば、あそこの肉はいつも新鮮なんだという口コミも、広がっていくように思いますが」
「そういう考え方もありますか。そこまでは考えられなかったですね。そうか、そうすればいいのか」
「お客様を裏切るにしても、いい意味で裏切ってあげれば、それほどに怒る人も気にしなくても、この店を気に入ってもらえる人だけに来てもらえばいいんですよ。八方美人的にお客様を選別しないというのは、今どき、結局すべてのお客様を満足させられない結果になってしまいますよ」
「そうですよね」
「どんなに素晴らしいサービスをしても、怒る人はいます。でもその人に照準を合わせてなんかいたら、商売なんてできません。それよりも、この店のサービを喜ぶお客様をより満足させてあげた方がお店にとってもいいと思いますが」
「まったくその通りだと思います」
「よくいらっしゃるんですよね。このお店のお客様はどんな層を狙っていますか。どんなお客様に来ていただきたいですかって聞きますと、そりゃたくさんのお客様に来ていただきたいですよ、って答えるんですよね。それは答になっていないと思いませんか。さらに突っ込むと、若い方からファミリーまで、いろいろな層の方にまんべんなく来てほしいですって、いいますね」
「まあたくさん来てほしいですからねえ」
「そんな店づくりなんかしたら、結局みんなから嫌がられてしまうと思いませか?」
「え、どうしてですか?」
「え、分からないですか? それが判らないうちはダメでしょうね。こんな諺知ってます? 船頭多くして船山上る、って?」
「ええ、まあ、だいたいのところは」
「このことわざの場合は、様々な意見に引っ張られてどっちつかずになっていたら、ダメになってしまうというような意味です。ちょっとたとえとは違うとは思うんですが、他にいい諺が今思いつかないので、この諺を出してしまいましたが、ターゲット、お客様、ですね。この店はファミレスじゃないですよね」
「もちろん!」
「今どき、どんな方にも来ていただきたいのがファミレスでも、お客様の層をきちんと把握して宣伝しています。それなのに、ここでもファミレスのように、どんなお客様にも来ていただきたいなんて、そんなことを言ってるから、すべてのお客様にそっぽを向かれてしまうんですよ。
そうじゃないですか?」
「いや判らないですね、本田さんの言ってること。だって、いろいろなお客様に来ていただきたいんですよ、ほんとうに」
「ああ、もう! 今の時代に、自分の店に来てほしいお客様を絞らない専門店なんて、やっていけないですよ」
「………」
「いいですか。まずここんところから考えていきましょう。まず客層をどうするかということから」
<その11>へつづく。
(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)
それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
あ、そうそう、下記のメルマガ「繁盛店になりたいか!」をぜひお読みください。
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群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所
http://www.shakatsu.com
E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)
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「泣きっ面に蜂の焼肉店物語」(その10)
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でも今日のお肉はどこどこ産ですが、負けず劣らずおいしいですよ。とか、ちゃんと説明すれば納得していただけるように思いますがねえ。
その評判が立てば、あそこの肉はいつも新鮮なんだという口コミも、広がっていくように思いますが」
「そういう考え方もありますか。そこまでは考えられなかったですね。そうか、そうすればいいのか」
「お客様を裏切るにしても、いい意味で裏切ってあげれば、それほどに怒る人も気にしなくても、この店を気に入ってもらえる人だけに来てもらえばいいんですよ。八方美人的にお客様を選別しないというのは、今どき、結局すべてのお客様を満足させられない結果になってしまいますよ」
「そうですよね」
「どんなに素晴らしいサービスをしても、怒る人はいます。でもその人に照準を合わせてなんかいたら、商売なんてできません。それよりも、この店のサービを喜ぶお客様をより満足させてあげた方がお店にとってもいいと思いますが」
「まったくその通りだと思います」
「よくいらっしゃるんですよね。このお店のお客様はどんな層を狙っていますか。どんなお客様に来ていただきたいですかって聞きますと、そりゃたくさんのお客様に来ていただきたいですよ、って答えるんですよね。それは答になっていないと思いませんか。さらに突っ込むと、若い方からファミリーまで、いろいろな層の方にまんべんなく来てほしいですって、いいますね」
「まあたくさん来てほしいですからねえ」
「そんな店づくりなんかしたら、結局みんなから嫌がられてしまうと思いませか?」
「え、どうしてですか?」
「え、分からないですか? それが判らないうちはダメでしょうね。こんな諺知ってます? 船頭多くして船山上る、って?」
「ええ、まあ、だいたいのところは」
「このことわざの場合は、様々な意見に引っ張られてどっちつかずになっていたら、ダメになってしまうというような意味です。ちょっとたとえとは違うとは思うんですが、他にいい諺が今思いつかないので、この諺を出してしまいましたが、ターゲット、お客様、ですね。この店はファミレスじゃないですよね」
「もちろん!」
「今どき、どんな方にも来ていただきたいのがファミレスでも、お客様の層をきちんと把握して宣伝しています。それなのに、ここでもファミレスのように、どんなお客様にも来ていただきたいなんて、そんなことを言ってるから、すべてのお客様にそっぽを向かれてしまうんですよ。
そうじゃないですか?」
「いや判らないですね、本田さんの言ってること。だって、いろいろなお客様に来ていただきたいんですよ、ほんとうに」
「ああ、もう! 今の時代に、自分の店に来てほしいお客様を絞らない専門店なんて、やっていけないですよ」
「………」
「いいですか。まずここんところから考えていきましょう。まず客層をどうするかということから」
<その11>へつづく。
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それでは今日はこれで。
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