こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。
朝から曇っています。今日はずっとこのままなんでしょうか。
昨日は夕方から少し雨が降りました。
遅ればせながら、今玄関横にラベンダーを植えています。
毎年数鉢買ってきては庭のあちこちに植えているのですが、一冬越すと、次の春になかなか生えてこないんです。
それで今年は冬に強いという種類を買ってきて試してみようと思って、10鉢ほど買ってきました。
もちろんからしてしまうのは管理が悪いからでしょうが、それ以上に家のまわりの土もよくないと思っているので、徐々にいい庭土に替えていこうとは思っています。
昨日はそれでホームセンターに行ってきました。
私の近所には日本最大手のC(もちろんもともとは群馬発祥ですが)と地元では大手のSさんがあります。
本当はSさんでいろいろと揃えたいのですが、特に園芸関係となると、Cの方が圧倒的に商品の品揃えにボリュームがあります。
私が広告会社に勤めていた時には、Sさんの販売促進をずいぶん長い間担当させてもらっていたこともあり、自分自身も育ててもらったという感覚が、未だにありますので、どちらかというとやはりSさん贔屓になりますが、園芸を本格的にやろうとすると、特に植物関係では勝負がついたような売場構成になってしまっています。
昔のことになりますが、ホームセンターとしてはSさんの方がCよりも早く店舗展開を始め、Sさんが数店舗になった段階で初めて、C(当時はIホームセンター)がこの業界に進出してきましまた。
言ってみれば後発なんですが、あれよあれよという間に抜かれていってしまい、今ではその差は数千億円もの売上の差になってしまっています。
どうしてこのように違ってしまったのでしょうか。
私個人的に見てその違いは、一番にはCはその発足当時から女性を顧客として取り込んだことでしょうね。
日用品の安さでお客様を呼び込んだのです。
片やSさんはその頃はまだいわゆるアメリカ式のDIY(ああ久しぶりにこの言葉を使ったなあ)思考で、ハードとハウツーをメインに店舗運営をしていました。
これは、いつの間にか左前になってドンキホーテに買収されてしまった、日本で初めてアメリカ式のDIYを広めたホームセンターの草分けともいえるドイト(この社名もDo it yourselfからとっています。最初の「Do it」ですね)的な運営方法で、日本にDIYを広めるという使命のもとに店舗展開したわけですね。
しかしCにはそうした啓蒙精神は感じられませんでした。
日用品をメインにして、その付属的にハードウェアや資材を売場に取り込んだという感じの店づくりが感じられました。
ざっくり言うと、ドイトやSさんは顧客を男性中心に、Cは女性中心にと明確に色分けしたわけです。
当初ドイト的なホームセンターが各所に誕生した時には、こういう言葉がよく言われるようになりました。
「男が堂々とかごを持って買物ができる店ができた」
その頃はまだ、買物そのものが女性中心だったので、男はほとんど行かないか、行っても女性の付き添いという感じでしたが、ホームセンターができた時は、女性を伴わないでも男が一人で買物に行っても恥ずかしくないという意識が広がるようになったのです。
そういう意味では買物革命だったとも言えます。
しかしCはそうではなかったのですね。
もともとCの親会社であるIの本体は衣料品店です。
そしてそこからIスーパー(現在のB)が派生し、Cが派生したということで、すべて女性をメインにした販売方法をとってきたわけです。
当時は高度経済成長期も一応落ち着いてはいましたが、好景気であることは間違いがなかったので、男の懐も余裕があったんですね。
しかしそれでも、いつの世でも財布をがっちり握っているのは女性です。
好景気の時は少しゆとりがあった男の懐は、90年代の景気後退期に入ると、急激に淋しくなっていったのですね。
そうなってくるとやはり買物の主導権は女性になり、女性が今度はホームセンターでも買物にも同道するようになり、必需品需要がホームセンターでも増えていったわけです。
そのことにしばらくたってから気づいたSさんも、Cに店舗数も売上高も抜かれた時にちょっと方向転換をして、日用品などにも力を入れるようになっていったように、私には見えました。
私はそのときも思っていました。
SさんはSさんのDIY路線をより強化する(ハードウェアや資材の種類を増やすことで、Cとの棲み分けできるはずだから、同じ土俵に上がらないで、独自路線で貫いてほしいなあと。
でも同じ土俵に上がってしまった。
初めから品揃えのボリュームの点で負けていました。
その結果が、今日のすべての点でのボリュームゾーンでの負い目になっているように思えます。
さて、やっともとの話に戻ってきました。
昨日はまずCに行き、Cの自社開発の冬に強いというラベンダーを数鉢購入し、腐葉土や油かすなども購入したあと、Sさんにも寄りました。
同じ植物・園芸売場だけしか昨日は見ませんでしたが、すべての点で品揃えに差がありました。
特に植物は圧倒的にCの方が優れていました。
以前関係のあった、私を育ててもくれたSさんが、このように完全にCに負けていると感じさせらるのは、けっこう辛いところもあります。
今では私の奥さんさえ、以前は一応ホームセンターと言えばSさんでしたが、いつのまにかホームセンターに行くとなったらCへ、ということになってしまっています。
でも今からでも、Cとの棲み分けで、SさんはSさんとしてどんどん店舗展開を伸ばしていける部分もあると私は思っています。
それは………。
さあ今日もがんばろう!
ご質問も受けています。どんなことでも結構です。
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k1948f@nifty.com
また、経営や販促のご相談は24時間365日いつでも対応しています。
お気軽にお電話ください。
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あなたの一日が今日も普段通りの良い一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所
http://www.shakatsu.co
E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)
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それで今年は冬に強いという種類を買ってきて試してみようと思って、10鉢ほど買ってきました。
もちろんからしてしまうのは管理が悪いからでしょうが、それ以上に家のまわりの土もよくないと思っているので、徐々にいい庭土に替えていこうとは思っています。
昨日はそれでホームセンターに行ってきました。
私の近所には日本最大手のC(もちろんもともとは群馬発祥ですが)と地元では大手のSさんがあります。
本当はSさんでいろいろと揃えたいのですが、特に園芸関係となると、Cの方が圧倒的に商品の品揃えにボリュームがあります。
私が広告会社に勤めていた時には、Sさんの販売促進をずいぶん長い間担当させてもらっていたこともあり、自分自身も育ててもらったという感覚が、未だにありますので、どちらかというとやはりSさん贔屓になりますが、園芸を本格的にやろうとすると、特に植物関係では勝負がついたような売場構成になってしまっています。
昔のことになりますが、ホームセンターとしてはSさんの方がCよりも早く店舗展開を始め、Sさんが数店舗になった段階で初めて、C(当時はIホームセンター)がこの業界に進出してきましまた。
言ってみれば後発なんですが、あれよあれよという間に抜かれていってしまい、今ではその差は数千億円もの売上の差になってしまっています。
どうしてこのように違ってしまったのでしょうか。
私個人的に見てその違いは、一番にはCはその発足当時から女性を顧客として取り込んだことでしょうね。
日用品の安さでお客様を呼び込んだのです。
片やSさんはその頃はまだいわゆるアメリカ式のDIY(ああ久しぶりにこの言葉を使ったなあ)思考で、ハードとハウツーをメインに店舗運営をしていました。
これは、いつの間にか左前になってドンキホーテに買収されてしまった、日本で初めてアメリカ式のDIYを広めたホームセンターの草分けともいえるドイト(この社名もDo it yourselfからとっています。最初の「Do it」ですね)的な運営方法で、日本にDIYを広めるという使命のもとに店舗展開したわけですね。
しかしCにはそうした啓蒙精神は感じられませんでした。
日用品をメインにして、その付属的にハードウェアや資材を売場に取り込んだという感じの店づくりが感じられました。
ざっくり言うと、ドイトやSさんは顧客を男性中心に、Cは女性中心にと明確に色分けしたわけです。
当初ドイト的なホームセンターが各所に誕生した時には、こういう言葉がよく言われるようになりました。
「男が堂々とかごを持って買物ができる店ができた」
その頃はまだ、買物そのものが女性中心だったので、男はほとんど行かないか、行っても女性の付き添いという感じでしたが、ホームセンターができた時は、女性を伴わないでも男が一人で買物に行っても恥ずかしくないという意識が広がるようになったのです。
そういう意味では買物革命だったとも言えます。
しかしCはそうではなかったのですね。
もともとCの親会社であるIの本体は衣料品店です。
そしてそこからIスーパー(現在のB)が派生し、Cが派生したということで、すべて女性をメインにした販売方法をとってきたわけです。
当時は高度経済成長期も一応落ち着いてはいましたが、好景気であることは間違いがなかったので、男の懐も余裕があったんですね。
しかしそれでも、いつの世でも財布をがっちり握っているのは女性です。
好景気の時は少しゆとりがあった男の懐は、90年代の景気後退期に入ると、急激に淋しくなっていったのですね。
そうなってくるとやはり買物の主導権は女性になり、女性が今度はホームセンターでも買物にも同道するようになり、必需品需要がホームセンターでも増えていったわけです。
そのことにしばらくたってから気づいたSさんも、Cに店舗数も売上高も抜かれた時にちょっと方向転換をして、日用品などにも力を入れるようになっていったように、私には見えました。
私はそのときも思っていました。
SさんはSさんのDIY路線をより強化する(ハードウェアや資材の種類を増やすことで、Cとの棲み分けできるはずだから、同じ土俵に上がらないで、独自路線で貫いてほしいなあと。
でも同じ土俵に上がってしまった。
初めから品揃えのボリュームの点で負けていました。
その結果が、今日のすべての点でのボリュームゾーンでの負い目になっているように思えます。
さて、やっともとの話に戻ってきました。
昨日はまずCに行き、Cの自社開発の冬に強いというラベンダーを数鉢購入し、腐葉土や油かすなども購入したあと、Sさんにも寄りました。
同じ植物・園芸売場だけしか昨日は見ませんでしたが、すべての点で品揃えに差がありました。
特に植物は圧倒的にCの方が優れていました。
以前関係のあった、私を育ててもくれたSさんが、このように完全にCに負けていると感じさせらるのは、けっこう辛いところもあります。
今では私の奥さんさえ、以前は一応ホームセンターと言えばSさんでしたが、いつのまにかホームセンターに行くとなったらCへ、ということになってしまっています。
でも今からでも、Cとの棲み分けで、SさんはSさんとしてどんどん店舗展開を伸ばしていける部分もあると私は思っています。
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