爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

国民学校初等科(3)

2007年09月11日 | ブログ

昭和18年 爺、H国民学校初等科5年生の春 汽車を利用しての日帰り修学旅行、学生生活で体験する最初で最後の修学旅行でもある。

150人の5年生、大部分の生徒が汽車に乗るのは初体験、信じられないかも知れないが、当時の実態である。

修学旅行前日、改札口 階段 ホーム 汽車の乗り入り口 車内の座席などが、チョークで描かれた屋内運動場では、改札を出て汽車に乗り込むまでのリハーサルが繰り返し行われた。

見学先はYA町にある水族館、片道約1時間半程の汽車の旅、水族館が魚類の展示場とは現地に着いて知った生徒がほとんど、戦時中だったので、本来の目的である行軍と称して、長時間 歩かせられたのを覚えている。

生徒たちにとって、初めて体験した汽車の旅を楽しんだ一日だつた。


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