東京は今も昔も地方の若者達には憧れの都
昭和27年 爺 19歳の初夏 父の友人Tさんの好意で始めて東京へ、夜行列車で上野駅に着いたのが翌朝の夜明け前。
最初の行き先が、戦時中、写真に向かって最敬礼し続けた皇居二重橋、訪れる年配の人たちが一礼して去る姿を覚えている。
国電、路面電車、地下鉄など田舎では見られない乗り物を利用しながら記憶にある行き先は、上野 銀座 浅草、田園地帯で育った爺、Tさんを見失わないよう、キョロキョロしながら歩くだけだったと思う。
最大の楽しみ、後楽園球場1塁側内野席でのプロ野球観戦 (国鉄対大洋)
当時は芝生の上に適当な敷物を利用しての観戦、全選手の動きを逃さずに無我夢中、NHKラジオ第二放送での実況放送しか知らない爺にとって、生で見るプロ野球の醍醐味を満喫。
今から55年前の話 。