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千葉県:印西市武西にて、地デジアンテナ工事

2010年10月24日 | 千葉県印西市:アンテナ工事
10月22日PM分

午後からは、いつものホームセンター様分です。ありがとう御座います<m(__)m>


印西市との事で、こちらへは伺った事が御座いません。

ヤフー地図で現場を確認し、問題ないと読んで伺いましたが・・・

段々と現場が近くなるにしたがって、まさか・・・あそこではないのか?

と不安になってきました。

もしそうなら、受信はできないだろう!と・・・



ナビのいう事を利きながら現着しました。  



明らかに”無理!”です!!


裏手が崖で、大きく立ち上がっています。それもハンパな高さではありません。

設置予定の建物は、古風な和風の造りでした。

大屋根用の馬が無いと難しいかもしれません。



少しでも崖を避ける為に、離れの屋根上で測定して見ます。

轟沈です。!!



本家の建物でも測定してみます。(裏は即崖ですが・・・)


やはり反応はありません。


お客様がどうしても受信されたいとの事でしたので、DX:ULX20P1を使用してみました。

しかし・・・・・これでもダメです。困りました。。。



ここでふっと気が付きました。

どこの世帯も、アンテナは建っておりません。聞けば、この地区はケーブルも流れていません。

では、アナログは何処からきているのでしょうか???



お客様に確認すると、崖上に個別でアンテナを建て、そこからケーブルを転がし繋いでいるそうです。マジですかぁーーー???


興味がありましたので、お客様とその現場へ行ってみました。

こんな所です。


ここは崖の上にある農地?です。

ここから崖の方を見ると



こんな感じで個別アンテナが建っています。

お客様宅のアンテナは、この藪の中です!

この辺りでしょうか???


まずはどの様にして、ケーブルがお宅まで行っているのかを確認します。

当然ですが、転がしで下へと降りていました。

その途中で”イモ結び”を発見。枯葉の中に埋まっていました。我ながら、よく見つけたと!

既存のアンテナは、VHFのみで東芝のブースターがあり、これを建物外側にある電源部から送っているようです。電源部と増幅部の距離が気になりますが、とりあえずこれはスルーしておきます。


最後の手段として、ここに付けるしか手はないようです。

20P1も箱を開けてしまったので、できればここで使用したいので・・・



5尺とP1、それに腰道具とチェッカーなどを持ち、裏山へと徒歩で登っていきました。

結構疲れます。



既存のアンテナマスト下段に、P1をセットし仮測定します。


するとどうでしょう!!最高な受信状態となりました。




MXまでもが、想定外!です。

この後、最近購入した”LCT2”(辛口)でも測定しましたが、MERは27dBとなり最高の状態である事が判明しました。

これなら、崖下を転がした後でも問題ないと読んで、宅内にて同時AMPとする事にしました。

アンテナ直下で約60dBですから、20dB損失しても40dBなのでギリギリ復調可能かと。



予想通り、宅内にて確認すると20dBの損失でした。

今回増幅部と電源部を分けなかったのは、電源部と増幅部の距離が尋常ではない事と、調整が大変と踏んだからです。


末端での増幅後の信号です。

画像、撮り忘れました


今回、時間的余裕と材料不備の為、既存マストの悪い部分を切り取りアナログを撤去、ULX20P1のみを取り付けました。




これで無事安定受信となり、お客様も大変喜んでおられました。


少しマニアックな手法でしたが、施工するこちらも楽しむ事ができました。


内容の濃い、作業でした。