kikoがスタート

2005年8月にスタートしました。
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京都大学総合博物館・香りとして使われる 「リュウノウジュ 〈竜脳樹)」

2018年06月21日 | 健康ハイキング・歴史クラブ・教養講座

下から見上げたリュウノウジュ

ボルネオ島、マレー半島、スマトラ島などに分布する、フタバガキ科の常緑大高木
ダンマル樹脂が匂うことを表したラテン語(aromaticus=芳香のある)に由来します。


リュウノウジュの根

竜脳は、香料や薬などに用いられる透明な結晶でこの木の精油から作られます。
クスノキからとれる樟脳(しょうのう)に似た香りを持っています。

竜脳は古代から珍重され、中国やアラビアの商人によって熱帯雨林が広がるボルネオ島やスマトラ島から輸出される重要な交易品になっていました。

唐代には、皇帝が楊貴妃に最高級の竜脳を贈ったという記録もあり、現代でも仁丹などの薬や線香の香りや書道で使う墨の香りなどにも用いられているそうです。
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