kikoがスタート

2005年8月にスタートしました。
私が観た(見た)、感じた、覚書き、気になることを書いてます。(^^ゞ

らくたび京町屋 旧村西家住宅 ①「石畳の続く玄関から2階へ」 

2019年08月01日 | 健康ハイキング・歴史クラブ・教養講座
らくたび京町屋 「旧村西家住宅」

呉服商の大番頭が昭和7年(1932)に棟上げされた京町家は
高い塀を取り付けた「大塀造だいへいづくり 仕舞多屋しもたや式」という住宅建築です。

凧薬師通りに面した玄関

大塀造では、家屋の前に玄関庭が設けられています。

京都の建物には、表屋造(おもてやづくり)と大塀造があり
表屋造:道に面して御商売があり、分かれて奥に生活空間があります。(90%)
大塀造:道に面して塀があり、前裁から奥に建物があります。(10%)


築80年を超える京町家で、奥に建つ蔵とともに近代京町家の代表事例として
「国指定登録有形文化財」「市指定·景観重要建造物」に指定されています。

鍾馗(しょうき)さん

「鍾馗」は民間に伝承される神様で、古くは中国・唐の玄宗皇帝の夢に現れ
鬼を退治したという故事にちなんでいます。

京都ではよく見かけますが、鍾馗の姿を象った瓦製の像を
魔除けにして、旧村西家の玄関の屋根にも据えられていました。


石畳が奥へと続く路地裏風の玄関庭があり
その奥の左手に、お客様を迎える玄関が設けられています。

お客様の玄関

履物を脱ぐと、目の前に畳が敷かれた玄関です。


初めに案内されたのは
畳の敷かれた玄関右手にある、2階への階段を上がりました。

数寄屋風の「船底型天井」

階段を上がって天井を見上げると
2階の廊下の天井は、三角形の船の底のような形です。


歴史クラブから27名の参加です。

「らくたび京町屋 旧村西家住宅」②は、明日へ続きます。
コメント
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