喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

浅草 そぞろ歩き

2013-03-02 | ブログ


 2月17日(日)東京出張のため前泊。
東京スカイツリーを見た後、9年ぶりの浅草をそぞろ歩き。
 田舎者なので、人が多い所や狭いところは苦手。
 故きよき江戸の香りがする下町浅草は、心ひかれる所。

 東京スカイツリーから、隅田川にかかる橋をわたり、浅草寺のシンボル雷門へ到着。
夕方6時過ぎだったが、すごい人の波。
 年間3000万人もの参詣者が訪れるらしい。
老若男女、海外からもたくさんの人が訪れるほどの魅力が、ここにはある。

 松下電器の創始者、故松下幸之助が寄進したという雷門。
両側から風神と雷神からにらまれながら、門を入ると仲見世通り。
夕闇せまる頃、まだまだたくさんの人通り。
 そこには、古い日本の香りがあった。
英語とカタカナの看板がひしめく現在の多くの都会にあって、和名の店や商品があふれていた。



 温故知新。
 古きよきものは、やはり大切に残し、ひきついでいかなければならないと感じた。
今は、それがなかなかできにくい。
 故郷の田舎なら、まだまだできる気がする。
双海町の若松進一さんがよく言われる、「1周遅れのトップランナー」だ。

 浅草といえば、江戸歌舞伎発祥の地。
境内には、市川團十郎の像が建てられていたり、
故中村勘三郎さん親子の「浅草寺お練り」などでもにぎわった。

 浅草寺は、正式には聖観音宗金龍山浅草寺といい、その本尊は飛鳥時代の推古天皇の時代からの観世音菩薩であるらしい。

 そんないにしえを想像しながら、脇道を歩いた。
スピーカーから歌舞伎に似た声が聞こえくる。
浅草公会堂や芝居小屋がちらほら。
何ともいいものだ。

 そして、寒さをよけるためにビニールで囲った屋台が軒を連ねる。
多くの人でにぎわっていた。
何ともいいものだ。
ホッピーを一杯ひっかけたくなったが、待ち合わせの時間がせまっていたので、
後ろ髪を引かれながらも後にした。

 浅草をそぞろ歩きして、いくつかのことを考えた。
 故郷の郷づくりのポイント。
① 故きよきものを大切にする。
② 郷の歴史を掘りおこし、物語をつくる。
③ 独特の文化や伝統、慣習を大切にする。
④ おいしい郷土料理を大切にする。
⑤ 外国人など違いのある風をとりこむ。

 魅了ある郷づくりをしていきたい。

               岬人(はなんちゅう)