喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

岬の子どもたち

2014-07-23 | ブログ
 7月18日、1学期の終業式。
子どもたちは、この日を待ち望んでいた。
いよいよ翌日から夏休み。
梅雨も明け。岬の夏真っ盛り。

 そんな1学期最後の日に、三崎小学校と三崎中学校の子どもたちは、
いっしょになって自分たちが住む地域の清掃活動を行った。

 旧三崎町で唯一の小学校と中学校となった今年度。
もっと連携を深め、子どもたちの成長を9年間で育てていこうとする動きが強まっている。
田舎ならではのすばらしい取組。

 中学生は夕方4時まで部活動を行い、
それぞれの地域に帰り、小学生と合流。
 そして、地域にあわせた清掃活動が行われた。

 今はなくなった串中学校の清掃活動。
 8月上旬、駒沢大学書道部が恒例の合宿を行うということで、
保護者も加わり大がかりな清掃活動となった。



 普段は、ほとんど人気のない学校跡地が大にぎわい。
途中でそのにぎわいに驚いた人が、様子をうかがいにくることもあった。

 運動場の草削りをしていたら、小学校低学年の子どもたち4人が寄ってきて、
削った草を拾う競争が始まった。
笑いながら、汗かきながら、楽しく。
私も拾うのに追いつかれないように、汗をかきながら作業。

 そのうち、私の草削りの道具に興味を示し、
「僕にもやらせてください」の声。
「よし、いいよ。こうやって使うんだよ。」 
私の説明が始まる。



 子どもは、好奇心旺盛。
失敗などおかまいなしで、どんどん使っていく。
ちょっと大人になった気分で、楽しそうに。

 そんなみんなの様子を見ていると、ここはすばらしい地域だなと思う。
地域の子どもは、地域で育てる。

                         岬人(はなんちゅう)