喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

佐田岬の大雨警報 土砂災害警戒

2020-07-11 | 社会

 7月に入り、全国で大雨が続いている。

佐田岬では、他に比べなぜか弱い。

それでも、7月7日(火)と8日(水)に、伊方町内の学校は臨時休業となった。

大雨警報が発令されたのだ。

さらに警戒レベルが1つ上がり、レベル4に当たる土砂災害警戒が出された。

 

 7日深夜1時前、町内防災無線が流れた。

「避難所が開設されたので、避難準備をしてください。」

という内容。

 

 わが家でも妻が荷物をまとめてバックにつめ、いつでも避難できるよう準備してくれた。

外の様子を見ながら夜を過ごし、夜が明けた。

 

 朝7時頃、避難所になっていた三崎高校体育館に行ってみたら、避難者は誰もいなかった。

職員に聞いてみると、三崎高校の寮生30人ほどと一世帯が避難されていたとのこと。

この人たちの意識の高さに感激した。

人には、「平常バイアス」という心理があり、それは良くも悪くも働く場合がある。

「これくらいのことなら大丈夫。」

「最悪のことなんて、起こるはずがない。」

災害に対しては、平常バイアスを否定する意識を高めなければならない。

 

 写真は、ちょうど2年前の七夕。

わが家のみかん畑の一部が流され、道をふさぎ、平礒の人たちで復旧作業を行った。

野村や大洲、吉田、上島等県内で多くの水害、土砂災害が起こり、多くのものが奪われた。

そして今、九州熊本、鹿児島等で再び繰り返されている。

その映像を見る度に心が痛む。

復旧に向けて、泥まみれになりながら汗している人たちを見ていると、胸が熱くなる。

 

 今、自分に何ができるかを問うている。

 

 


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