7月に入り、全国で大雨が続いている。
佐田岬では、他に比べなぜか弱い。
それでも、7月7日(火)と8日(水)に、伊方町内の学校は臨時休業となった。
大雨警報が発令されたのだ。
さらに警戒レベルが1つ上がり、レベル4に当たる土砂災害警戒が出された。
7日深夜1時前、町内防災無線が流れた。
「避難所が開設されたので、避難準備をしてください。」
という内容。
わが家でも妻が荷物をまとめてバックにつめ、いつでも避難できるよう準備してくれた。
外の様子を見ながら夜を過ごし、夜が明けた。
朝7時頃、避難所になっていた三崎高校体育館に行ってみたら、避難者は誰もいなかった。
職員に聞いてみると、三崎高校の寮生30人ほどと一世帯が避難されていたとのこと。
この人たちの意識の高さに感激した。
人には、「平常バイアス」という心理があり、それは良くも悪くも働く場合がある。
「これくらいのことなら大丈夫。」
「最悪のことなんて、起こるはずがない。」
災害に対しては、平常バイアスを否定する意識を高めなければならない。
写真は、ちょうど2年前の七夕。
わが家のみかん畑の一部が流され、道をふさぎ、平礒の人たちで復旧作業を行った。
野村や大洲、吉田、上島等県内で多くの水害、土砂災害が起こり、多くのものが奪われた。
そして今、九州熊本、鹿児島等で再び繰り返されている。
その映像を見る度に心が痛む。
復旧に向けて、泥まみれになりながら汗している人たちを見ていると、胸が熱くなる。
今、自分に何ができるかを問うている。
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