僕たちは一生子供だ

自分の中の子供は元気に遊んでいるのか知りたくなりました。
タイトルは僕が最も尊敬する友達の言葉です。

その時にしか出来ないことを

2011-07-01 | Weblog
「おるやん、クラスで一番難儀な子って。ウチの子それ。」とは我が娘。幼稚園に通う孫がどうもかなりややこしいらしい。
私が、「ほう、クレヨンしんちゃんみたいなんか?それやったらオモロイがな」と聞いたら、残念ながらそうではなくクラス一の泣き虫だとのこと。たまに泣いていないと、他のお母さん方が「あれ、今日もっくん泣いてないやん、どうしたん?」と言うほどらしいから、確かにハンパな泣き虫じゃなさそうだ。

でも私は思う。泣き虫大いに結構、ハンパじゃなければますます結構だと。
人はその時にしかできないことを全力でするべきだ。大人になってから一日中泣いてるなんて絶対にできない。そんなことができるのは幼少時代しかないのだ。
そうすると、幼稚園でクラスの誰よりも泣けるなんて、とんでもなく素晴らしいことではないか。

孫にはこう話しかけた。
「もっくん、クラス一の泣き虫らしいやん、すごいやんか。俺は誰よりも泣けんねんぞって自慢したらええねんで。」
孫が最高の笑顔でいわく。
「じいじ、あんなー、今日は幼稚園行かへん、って泣いてん!ほんでなー、お弁当の時間にお弁当食べへんって泣いてん!でも帰りは泣かへんかってんで!」

ふと口から出そうになって止まった言葉。
「どっちも自慢かい!」