僕たちは一生子供だ

自分の中の子供は元気に遊んでいるのか知りたくなりました。
タイトルは僕が最も尊敬する友達の言葉です。

竹箒

2011-07-11 | Weblog
「怖い」
おじいちゃんの記憶はそれしかない、と言っても過言ではない。
何かと言えば竹箒の「柄」の部分で「こらっ!厚!」と脳天を叩かれる時の恐怖と痛みはすさまじく、今これを書いていてもそれを思い出すほどだ。亡くなったのは私が小学生の時だが、今だから言えるけれど、その時は「ああ、これで殴られずに済む」とホッとしたくらいなのである。

でも、ただでさえ、はちゃめちゃな私、おじいちゃんがいつも叱ってくれていなければ、きちんと社会人になれてたかどうかさえ疑問で、もちろん、今はただ感謝しかない。

「おじいちゃん、脳天を叩き続けてくれたおかげで、髪の毛がありません。でも笑いがとれます、ありがとう」

たぶん今、もう一回竹箒が振り下ろされた。