僕たちは一生子供だ

自分の中の子供は元気に遊んでいるのか知りたくなりました。
タイトルは僕が最も尊敬する友達の言葉です。

生きてるだけで

2015-01-26 | Weblog
音楽仲間が続いてこの世を去っている。
その中にはほぼ同年代の人もいる。

お一人は、なんども共演していただいた、素晴らしい個性と技術を持たれた夫婦バンドのご主人。
ほぼ同世代である。胃がんだったそうだ。
つい2か月前に共演させていただいた時には、ごく普通に元気で演奏していらしたのに、全く信じられない。
葬儀に参列した方に聞いたところによると、今までの中で一番の参列者数だったとのこと。
亡くなられたご本人にはもうどうにもなるものではないが、それはやはり残された家族の勲章であろうし、
友・知人の方々にしてもお付き合いをさせてもらっていたことが、なにものにも代えがたい感謝になったことだろう。

もうお一人は、お世話になっている、ライブハウスの通称「おかあさん」。
かなりのお年であったようだから、大往生だとは思うが、曲がった腰で甲斐甲斐しくおいしい料理を作ってくださった姿が忘れられない。

さらにもうお一人は、昔組んでいたバンドの応援団長。
この方は全くの同い年。急性白血病だったらしい。
バンドの旅行には一緒に来てくれ、ライブと言えば人を集めて応援に掛けつけてくれ、男前で男らしく人柄が良く…
しばらくお会いしてはいなかったが、きっと元気だと思っていたし、どう考えてもこんなに早く命を落とされる方だとは予想もできなかった。

皆さんのことは、ただただ残念でご冥福を祈ることしかできないが、せめて、これは故人が命を賭して残してくれた財産であると思わねば。

「生きてるだけで丸儲け」とはさんま師匠の名言だ。

納得できないことがあまりに多すぎるがこれもまた人生なんだろう。
とにかく今日も一日なんとか生きる。生きられたら感謝する。
しばらくはそれだけを考えて生きたい。

「死」はあまりにもむごくて正しい。
オチない文はとっても嫌いだが、たまにはそんなことがあってもいいだろう。

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