ハゲているが、かろうじて生き残った強く愛おしい髪を大切に伸ばし後ろで束ねている人がいる。
私はこれを、ハゲ+ロン毛でハゲロンと名づけている。ただのハゲはまぶしいのでハロゲン(ライト)と呼ばれるが。
このハゲロン、ミュージシャンや芸術家に多く、とてもかっこいいので、実は私も10年ちょっと前、密かにハロゲンからハゲロンへイメチェンを試みた過去があったことを誰も知らない。当然だけど。
で、試みた、ということは、その時はハゲロン完成形には至らなかったということであり、それには涙なくして語れない理由があるのだ、という話である。その内容、教えて欲しくもないだろうが教えて差し上げよう。いや教えさせてください。
それはつまり「途中」の問題なのである。ようするに、ハゲロンに至るまでにはたぶん1年くらい髪を伸ばし続ける必要がある。でもその間、中途半端に伸びた髪は、「横だけが長く、頭頂部にはないので、まるで崩れかけたピラミッドみたいでとてもみすぼらしいから」なのですよ、ああ、ツタンカーメン。
そして、特にサラリーマンにハゲロンがほとんどいないのは、この途中のみすぼらしさが大きな理由のひとつだと考えられる。
会社で、この先にはハゲロンという芸術が待っているのです、私はとてもかっこよく生まれ変わるのです、反対したらツタンカーメンに呪われても知りませんよ、と言っても、当然皆、みっともないとしか思ってくれないわけなので。
でも、一度だけでいい、ハゲロンにもなってみたい。手間ヒマかからず、シャンプー・散髪代はいらず、おまけに笑いまでとれるハロゲンには大満足しているけれど、ハゲロンにならずしてハロゲンにハゲロンは語れないし。なんのこっちゃ。
ということで私は、定年後、ハゲロンを目指します。
たぶんその頃には横の毛すら伸びなくなって、やはりハロゲンと呼ばれているだろうけど。
私はこれを、ハゲ+ロン毛でハゲロンと名づけている。ただのハゲはまぶしいのでハロゲン(ライト)と呼ばれるが。
このハゲロン、ミュージシャンや芸術家に多く、とてもかっこいいので、実は私も10年ちょっと前、密かにハロゲンからハゲロンへイメチェンを試みた過去があったことを誰も知らない。当然だけど。
で、試みた、ということは、その時はハゲロン完成形には至らなかったということであり、それには涙なくして語れない理由があるのだ、という話である。その内容、教えて欲しくもないだろうが教えて差し上げよう。いや教えさせてください。
それはつまり「途中」の問題なのである。ようするに、ハゲロンに至るまでにはたぶん1年くらい髪を伸ばし続ける必要がある。でもその間、中途半端に伸びた髪は、「横だけが長く、頭頂部にはないので、まるで崩れかけたピラミッドみたいでとてもみすぼらしいから」なのですよ、ああ、ツタンカーメン。
そして、特にサラリーマンにハゲロンがほとんどいないのは、この途中のみすぼらしさが大きな理由のひとつだと考えられる。
会社で、この先にはハゲロンという芸術が待っているのです、私はとてもかっこよく生まれ変わるのです、反対したらツタンカーメンに呪われても知りませんよ、と言っても、当然皆、みっともないとしか思ってくれないわけなので。
でも、一度だけでいい、ハゲロンにもなってみたい。手間ヒマかからず、シャンプー・散髪代はいらず、おまけに笑いまでとれるハロゲンには大満足しているけれど、ハゲロンにならずしてハロゲンにハゲロンは語れないし。なんのこっちゃ。
ということで私は、定年後、ハゲロンを目指します。
たぶんその頃には横の毛すら伸びなくなって、やはりハロゲンと呼ばれているだろうけど。
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