コタンクルカムイのまったり生活

野山の散策、小さな旅行、テニス遊びなど、札幌生活を不定期に掲載。
'06年版は「みみずく先生の日記」で。

のび太君ではないのですが

2007年04月26日 | よろず覚え書き
あやとりの起源は?


突然ですが。

女の子なら一度はやったことがあるでしょうが、今はどうでしょう。
のび太君の上手な「あやとり」。

世界各地に日本のあやとりと同様の遊び(には限らないが)があります。
勝手な分類ですが、大きく分けると内陸型と海型があるように思えます。おそらく起源が違うのでしょう。
海型では日本も含めた環太平洋地域に広く分布しているようです。

十数年前に、大阪・千里の国立民族学博物館で、海洋民族が航海をする際の方向を定めるための道具(海図:下図参照)を見つけました。
展示してあった品は簡単なものから複雑なものまで各種各様。
紹介した海図は中でも最も複雑なもの。
小枝だけや小枝とひもを編み合わせて、目的となる島の位置(距離、方向)を伝える道具です。
これを見たとたんに、「ひもだけで作ったらこれはあやとりの形ではないか!」と思ったものです。
風と海流で航海する海洋民族が用いた海図から派生したのであれば、分布域も納得がいくな~と想像をたくましくしたものでした。


海図
「ココヤシの葉柄と貝殻でできている。貝殻は島々の位置関係を示し、ココヤシの葉柄は海のうねりの方向を示している。この海図は教育用につくられたもので、実際の航海には持参されなかった。現在のマーシャル諸島では、カヌーによる遠洋航海がみられなくなっているが、海図は観光客のためのみやげものとしてつくられている。」
国立民族学博物館HP、常設展示場、オセアニア展示 より)


昨日はハードコートでテニス・シングルスを 1.5 セットしたのでお疲れ気味。
幸い今日は雨風強く、良い休養日。
カタクリを訪ねたいが、GWにかかってくるので、人出のすくなさそうな所を探しましょう。</cenetr>