いきなり トラキア って言われても知ってるひとしか知りませんよね。
黒海の西、バルカン半島の東部分に位置する、現在のブルガリアにほぼ重なる古代の地名です。現在はトラキア地方。
ブルガリアは北にルーマニア、西にセルビアとマケドニア、南にギリシャ、南東にトルコ、東が黒海に面します。
わたし達にはヨーグルトや新体操ぐらいでしかブルガリアにはなじみがありません。
あっ、バラの産地としても有名だし、好角家は琴欧州の出身国ととしてご存知ですよね。
「ローマ人の物語」(塩野七生著、全15巻)の二度目の通読がしばらく前に終わりました。古代ローマではトラキア地方は「トラキア属州」として帝国の一部でした。
ブルガリアの北の国境はローマ帝国の北の防衛線であったドナウ川になります。世界遺産のドナウデルタはルーマニア領です。
何でトラキアかっていうと、今、道立近代美術館で「よみがえる黄金文明展 - ブルガリアに眠る古代トラキアの秘宝 -」が開催されているんです。で、10月9日に出かけてきたわけです。
一言で言うと、素晴らしい!
黒海沿岸の都市ヴァルナ市で1972年に発見された294基の墓から総重量6kgの黄金製品。エジプトやメソポタミアより古い時代の、世界最古の黄金製品なんだそうです。紀元前4400~4200年代の品からはじまる展示品は紀元前5~3世紀頃のトラキア文明の最盛期のものが最も多く展示されているように見受けられました。
眺めているだけではもったいないので図版(¥2,000)↓を購入してきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/9a/85a560b3819f2723d8264742f0ff312a.jpg)
展示についてちょっと文句を。
照明が自己満足型! 金銀製品の展示なので、全体を暗くしてスポットライトで展示品を浮かび上がらせるのはいいのですが、作品のディテールが実に見づらい。説明プレートによる注目点を作品で探そうとするのだが陰になったりしていてよく見えない。
もう一つは、金銀作品だから言うのではありませんが、重さがわからない。兜、鎧、剣、酒杯など身につけたり手に取るものの重さを知ることでトラキア人の動きに想像をはせることができるのですが。図版には一部記載されていることはいるのです。
世界「4」大文明なんてのは昔話ですよね。遺跡の発掘が不十分だった時代の名残なんでしょう。マスター・キートンも夢を追っていましたね。
黒海の西、バルカン半島の東部分に位置する、現在のブルガリアにほぼ重なる古代の地名です。現在はトラキア地方。
ブルガリアは北にルーマニア、西にセルビアとマケドニア、南にギリシャ、南東にトルコ、東が黒海に面します。
わたし達にはヨーグルトや新体操ぐらいでしかブルガリアにはなじみがありません。
あっ、バラの産地としても有名だし、好角家は琴欧州の出身国ととしてご存知ですよね。
「ローマ人の物語」(塩野七生著、全15巻)の二度目の通読がしばらく前に終わりました。古代ローマではトラキア地方は「トラキア属州」として帝国の一部でした。
ブルガリアの北の国境はローマ帝国の北の防衛線であったドナウ川になります。世界遺産のドナウデルタはルーマニア領です。
何でトラキアかっていうと、今、道立近代美術館で「よみがえる黄金文明展 - ブルガリアに眠る古代トラキアの秘宝 -」が開催されているんです。で、10月9日に出かけてきたわけです。
一言で言うと、素晴らしい!
黒海沿岸の都市ヴァルナ市で1972年に発見された294基の墓から総重量6kgの黄金製品。エジプトやメソポタミアより古い時代の、世界最古の黄金製品なんだそうです。紀元前4400~4200年代の品からはじまる展示品は紀元前5~3世紀頃のトラキア文明の最盛期のものが最も多く展示されているように見受けられました。
眺めているだけではもったいないので図版(¥2,000)↓を購入してきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/9a/85a560b3819f2723d8264742f0ff312a.jpg)
展示についてちょっと文句を。
照明が自己満足型! 金銀製品の展示なので、全体を暗くしてスポットライトで展示品を浮かび上がらせるのはいいのですが、作品のディテールが実に見づらい。説明プレートによる注目点を作品で探そうとするのだが陰になったりしていてよく見えない。
もう一つは、金銀作品だから言うのではありませんが、重さがわからない。兜、鎧、剣、酒杯など身につけたり手に取るものの重さを知ることでトラキア人の動きに想像をはせることができるのですが。図版には一部記載されていることはいるのです。
世界「4」大文明なんてのは昔話ですよね。遺跡の発掘が不十分だった時代の名残なんでしょう。マスター・キートンも夢を追っていましたね。