城郭探訪

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大津祭の本祭で、曳山(ひきやま)の重さ

2012年10月04日 | 歴史講座・フォーラム

大津祭の曳山、重い2基は? 連盟が初のクイズ

華麗な飾りや懸想品に彩られた大津祭の曳山。最も重いのはどれ?(昨年の曳山巡行)
華麗な飾りや懸想品に彩られた大津祭の曳山。最も重いのはどれ?(昨年の曳山巡行)

 10月7日に行われる大津祭の本祭で、曳山(ひきやま)の重さの上位2基を当てるクイズが初めて実施される。大津祭曳山連盟が昨年から2年がかりで取り組んでいる「曳山の重量測定プロジェクト」の締めくくりとして、見物客の前で実際に測定し、解答を応募してもらう。「観客参加型のイベントで、祭りがさらに盛り上がれば」と曳山連盟の関係者らは期待している。

 大津祭の曳山は江戸時代に作られたが、全13基とも、正確な重量は分からなかった。国の重要無形民俗文化財の指定を目指す機運が高まっていることもあり、正確な記録を取るために、昨年から測定を開始。大津発祥の計量機器メーカー「近江度量衡」(草津市)の協力を得て、11基を測定した。今年は6日の宵宮に、残る西王母山(せいおうぼざん)と郭巨山(かっきょやま)を測る。

 7日の本祭当日は、午後0時半ごろからJR大津駅前の中央大通りで、デモンストレーションとして猩々山(しょうじょうやま)の重量測定を実施。計量器を道路に設置して曳山を載せ、その場で重量を公表する。

 見物客は猩々山(しょうじょうやま)の重量をヒントにして、応募用紙に13基の中から重さの上位2基を予想して記入し、投票する。正解は10月末に大津祭ホームページで発表され、当選者には抽選で景品が贈られる。

 曳山連盟の吉田幸孝理事は「昨年の測定結果からみると、重量はタマ(車輪)の幅や素材に左右されるようだ。ぜひ測定の様子を実際に見て、クイズに挑戦してほしい」と話している。

【2012年10月04日 12時40分】http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20121004000065