=5カ所のビューポイント完成 30日午後2時から試験公開=

◇近江八幡
近江八幡市が花園大学および大阪大学とで共同研究を進めてきた「VR安土城プロジェクト」の一部が出来上がった。
指定された地点(ビューポイント)からコンピュータグラフィック(CG)による風景や建物などの映像をスマートフォンやタブレットに表示させるVR(バーチャルリアリティー)技術を利用して作りあげた。三十日午後二時から一般対象の試験公開を行う。
◇近江八幡
近江八幡市が花園大学および大阪大学とで共同研究を進めてきた「VR安土城プロジェクト」の一部が出来上がった。
指定された地点(ビューポイント)からコンピュータグラフィック(CG)による風景や建物などの映像をスマートフォンやタブレットに表示させるVR(バーチャルリアリティー)技術を利用して作りあげた。三十日午後二時から一般対象の試験公開を行う。
近江出身の戦国武将・石田三成にちなんだ地域イベントが今秋、滋賀県彦根市内で相次ぎ催されている。知将三成が描かれた映画の11月公開を追い風に、居城があった佐和山周辺で三成の人物像に迫るトークライブなどの野外イベントが開かれ、近江鉄道(彦根市)も映画ラッピング電車を走らせて盛り上げる。
映画「のぼうの城」は、小田原攻めで天下統一を狙う豊臣方の三成と関東の地方城主との攻防を描いている。市は「これまで悪役の印象が強かった三成を再評価し、魅力を発信したい」として市民グループ「彦根を映画で盛り上げる会」と協力し、14日午前10時から佐和山周辺の4会場で野外イベント「三成の戦」を開く。
長浜城博物館の太田浩司さんや映画の脚本を手がけた和田竜さんが知将の人物像に迫るトークライブを開催。龍潭寺(古沢町)で通常は非公開の三成の肖像画を展示する。
一方、近江鉄道は映画公開記念として出演者らの姿を車体に描いたラッピング電車の運行を10月から開始。映画の撮影風景などの写真も展示される。また、人気の塩麴(こうじ)を使い、三成をイメージした料理のレシピも募集中。20日までに電子メール(kanko@ohmitetudo.co.jp)などで。最優秀のレシピは11月2日から年末まで北陸自動車道賤ケ岳サービスエリア下り線のレストランで販売する。
http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20121008000040
滋賀県米原市で6日から始まる米原曳山(ひきやま)まつりで、今年の出番山「松翁山(しょうおうざん)」が子ども歌舞伎の演目として9年ぶりに「義経千本桜」の一場面を披露する。前回出演し、再び舞台に立とうと闘病中に亡くなった子の親らが再演を支え、後輩が受け継ぐ。
上演する「河連法眼館(かわつらほうげんやかた)の場」は、曳山上の舞台に仕掛けを凝らし、演者が現れたり消える演出で前回好評を博した。松翁山組総代の県職員宮川忠士さん(46)の長男忠大君は小学1年だった2003年に源義経の家来役で出演。稽古を通じて友達が増え、この演目が大好きだったという。
だが翌年に白血病が再発。「もう一度、舞台に出たい」と闘病しながら毎年の舞台を楽しみに見ていたが4年前に12歳で他界した。
宮川さんら今年の総代5人は9年前に共演した役者の親たちで、忠大君の思いを継ごうと指導役の歌舞伎役者市川団四郎さん(72)=北海道函館市=とともに再演を決めた。
今年演じるのは小学2~6年の地元児童ら6人。8月下旬からせりふ練習を始め、2週間前から連日、見せ場の入れ替わりや振りを稽古してきた。親らも仕掛け作りで支えた。
この場面は静御前の鼓にされた両親に会いたい一心で子ギツネが家臣に化ける物語で親子の情愛が描かれる。忠士さんは「忠大の生きる力となった舞台を見てほしい」と語る。
本楽の7日昼に湯谷神社(米原)に奉納するのをはじめ、6~8日まで3日間に市内各所で計11回上演される。
http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20121006000042