「北庄と橘屋―橘家文書の世界―」展
福井市で戦国時代に調合薬商を営んでいた「橘屋」にスポットを当て、
織田信長の朱印状をはじめ、橘屋に関する貴重な古文書などを紹介する企画展、
「北庄と橘屋―橘家文書の世界―」が福井県立歴史博物館にて開催されている。
10月23日(火)まで。
織田信長定書
現在の福井市中心部が北庄(きたのしょう)と呼ばれていた戦国時代。
その地に、調合薬商を家業とする橘屋という有力な商人がいた。
県立歴史博物館が所蔵する橘家文書は、
この橘屋の子孫の橘家に伝来したもので、
この橘屋の子孫の橘家に伝来したもので、
戦国時代の北庄の様子を知る上での一級史料として知られている。
そこで今回の企画展では、橘家文書の一部を特別に公開し、
これまで一般にはあまり知られていなかった橘屋を通して、
北庄の商人の活動や信仰、文化といった側面について紹介していく。
織田信長定書 朱印部分
「北庄と橘屋―橘家文書の世界―」展
会期 平成24年10月7日(日)~10月23日(火)
会場 県立歴史博物館(福井市大宮2-19-15)1階 オープン収蔵庫
開館時間 午前9時から午後5時まで(入館は午後4時半まで)
観覧料 一般 100円、 高校生以下・70歳以上 無料
※30名以上の団体 2割引 ※常設展もご覧になれます。
おもな展示資料
・天正2年織田信長定書(天正2年(1574))
織田信長による「天下布武」の朱印状。
織田信長による「天下布武」の朱印状。
・太鼓胴(室町後期)
観世家より送られた太鼓。現在は胴のみとなっている。
観世家より送られた太鼓。現在は胴のみとなっている。