
少子化に伴う県立高校の再編で、60年の歴史がある厳木高校の存続が危ぶまれています。
市議団では、その学校現場の様子を聞こうと厳木高校を訪問しました。
福田浩一郎校長先生が快く引き受けていただき、懇談をすることができました。
今のところ、生徒の動揺はないとのことでした。
校長さんが強調されたのは、厳木町がつくた学校で地域の学校や福祉施設との連携です。
高校生が小学生の勉強や遊びを一緒にする。福祉施設でのボランティア活動。乗降する駅の清掃。
これからは、特色ある学校づくりを目指したいとのことでした。
クラス編成では、40人3クラスを30人4クラスで教育環境を充実させたいとのことでした。
厳木高校では、私たちを森の妖精「プティー」が迎えてくれました。
プティーは、フインランドに住む心の優しい要請だそうです。
フインランドは、国土の70%が森林です。厳木も70%が森林です。
そんな縁でプティーがやってきたのでしょうか。校長室にはそんなプティーが置いてありました。
「あいさつ日本一運動」と書かれた標語が、この学校生徒の優しさを表しているようです。
帰りに、行きつけのお医者さんにこのことをお話したら。
「少子化を何とかしなければ」としきりにおっしゃっていました。
「少子化問題」は、地域経済の問題でもあり、政治課題でもあります。
若者が住み続けられる地方であってこそ「少子化も解決する」と思うのですが。
大都会と大企業だけが栄える政治体質を変えなければ解決しないのでは。
午後からは、玄海原子力発電所の「新基準」に基づく整備状況を市議会として現地説明会を受けました。

