「自民300議席超す勢い」とマスコミは選挙の獲得議席予想を報じています。
「300議席」獲得予想の理由は、「相対的に優勢な政党が議席を総取り」する小選挙区制度がもたらすものです。
2年前の総選挙で、結果的に自民党が「圧勝」といわれる295議席獲得した得票は、2009年総選挙で、民主党に「惨敗」した得票より220万票減らし、絶対得票でも18.10%から15,99%に減らしているのです。
本当に民意を反映するためには「比例代表選挙」(全国を一つにして政党を選ぶ選挙)にすれば、全ての投票が議席に結びつきます。
しかし、小選挙区制度は、4割の得票で8割の議席を獲得すると言われ、6割の得票がいわゆる「死票」となり民意が反映しません。
ですから、「結果が分かっている選挙にはいかない」と投票率の低下にもつながっています。
安倍政権の支持率は、2日の公示直前の調査は、「不支持」が「支持」を逆転しています。(共同、不支持47,30%、支持が43,60%)
だからこそ、「早く解散」に打って出たのです。
まだ、投票態度を決めていない人が4~5割となっています。
安倍首相が選挙後に狙う「原発再稼働」「集団的自衛権行使容認の法整備」「TPP協定妥結」などどれをとっても多くの国民は「ノー」を示していますから、安倍暴走に対する怒りと不安を選挙結果に結びつける事が大事です。