経済協力開発機構(OECD)がこのほど発表した報告書では「成長の恩恵が自動的に社会にトリクルダウン(したたり落ちる)することはない」と指摘し、各国政府に対し格差是正の政策に力を入れるよう呼びかけています。
OECDは、富裕層と貧困層の所得格差が過去最大に広がっているとしています。
「所得格差が拡大すると、経済成長は低下する」とし、「格差を是正すれば、社会を公平化し、経済を強固にすることができる」としています。
下位の所得層が豊かになるためにには「教育や医療などの公共サービスを充実させること」と述べ、日本に対して「格差の拡大が成長を押し下げている」と厳しく指摘し、改善を求めています。
安倍首相は総選挙で“大企業が利益をあげれば賃金が上がり、雇用が増える”と主張していますが、増えたのは非正規雇用で、正規雇用は減少傾向が止まりません。
こうした「トリクルダウン」の考え方は国際的にも通用しないことをハッキリしています。
写真は、昨日、所用で伊万里市に伺いましたら、「伊万里トラック市」が百貨店「玉屋」の駐車場で行われていました。
目に引いたのが、猫の形をした軽の自動車です。
なんか、夢があってほんのりとしました。