昨日は、玄海原発の「原子力防災訓練」に参加してきました。
今年は、新型コロナウイルスの感染拡大防止を念頭に避難訓練が実施されました。
事故の想定は、「新型コロナが流行する中、玄海原発4号機の原子炉冷却材が漏れた」というものです。
市議3人は、小川島の訓練を視察しました。
集合場所には、避難住民の検温を実施しました。
訓練には、30人の予定に25人が参加し、「安定ヨウ素剤の服用について」「「コロナウイルスについて」小川島診療所の小林孝郎巨医師が資料で説明しましたが、参加者からの質問はありませんでした。
その後、「安定ヨウ素剤」に見立てた「あめ玉」が、面接しながら配布されました。
昨年は、配布に当たっては、名前などを記録したうえで配布していたと記憶していますが、今回は、数秒の聞き取りで市職員が二人で配布していました。
その後、会場に人があまりいないところに、「全般統制補佐」というゼッケンを付けた職員が、パネルを示しながら大声で「避難要領」を説明しだしましたが、島民のみなさんは聞いていませんでした。
会場へ集まるように誘導する指揮者もおらず、何のための「避難要領」の説明をしているのか形式的な説明で、緊張感に欠けるものとなりました。
「濃霧」を理由に、山口知事と峰市長は来れませんでした。
ヘリコプターを使った離島住民の搬送も中止になりました。
島民の方からは「これぐらいの天気でヘリが飛べないのでは、原発事故が起きた場合に役立たないのでは」と不満お声が聞かれました。
漁港の「フェリー待合所」では、新型コロナの感染者の自宅の想定で、患者1人を搬送する訓練が行われました。
外部への感染を防ぐ機具「アイソレーター」という、ビニールで覆われた「たんか」を使い、海上保安庁の船で避難させました。
今回の訓練にも、多くもマスコミが取材にきていました。
それだけ、注目された中での訓練だったことがわかります。