先日、ある市民センターの「行政連絡員」(旧駐在員)の嘆きを聞くことがありました。
月一回の会議で、地域の要望を上げても「予算がない」「予算がない」と担当職員が言うそうです。
路線バスが通る道に「枝木がバスに当たるので切って欲しい」と要望しても「予算がないので、それは区でやって下さい」と言われ、自ら枝木を伐採されたそうです。
5年ごとの「国勢調査」では、調査に必要な鉛筆、消しゴムなどは、調査終了後すべて「回収」されたそうです。
「5年前はなかった」とその方はおっしゃいました。
集めた鉛筆や消しゴムは、「国に返納」するのでしょうか。
それとも、市の別の部署で使うのでしょうか。
「これでは、遠慮して要望を出しにくい」と嘆いていました。
「行政連絡員」は、地域と行政をつなぐ大切な役割を果たしています。
やりがいのある「行政連絡員」制度にしないと、地域と行政のパイプが詰まって「行政不信の温床」になりまねません。