先週からの続きで、東大寺の残り 2名の四天王
左:増長天(ぞうじょうてん)
南方世界を守護する。
古代インド神話に登場する鬼神、Virudhaka (大きく育つ)という意味から、そのまま和名とし、増長天と名付けられた。
ご覧の通り、口を大きく開けて叫ぶ明確な憤怒の相を表しており、一般的に長槍を持ち、邪鬼を踏みつけている姿で表されている。
右:多聞天(たもんてん)
北方世界を守護する。
古代インド神話に登場する Vaisravana (広く名のきこえた)という意味から、多聞天と名付けられた。
独尊像として造像安置する場合は「毘沙門天」と呼び、日本では俗に勝負ごとの神とされ、七福神の一つとして庶民の信仰を集めているのは、ご承知の通り。
四天王の一体として造像安置する場合は、「多聞天」と呼ぶ。
四天王の中では一番の知恵者という。
作品は前週分も含め、スキャナーで撮り込んだ原版を基に作成したものだが、表情が克明だけに、用いる効果に制約を受けずに出来た。
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