左からDISM 1/43、バンダイ 1/20、ノレブ 1/43 のガゼール。ガゼールは5系列あった販売店の中の日産モーター系で販売され、ラグジュアリーなテイストに仕立てられました。このトランクリッドに取り付けられたオーナメント兼ハンドルは、シルビアとの違いをだすための部品で、これが日産での見よう見まねの初仕事。工場実習での夜勤体験(切削油にまみれてコンロッドの穴あけ加工をやってました・・)や、全社的な教育を約半年受けた後、当時の造形部・第二造形課のシルビアのチームに配属になり(一般的には配属を希望する部を申告するのですが、課やチームまで希望したらすんなり叶えられてしまいました。)、すでに大雑把な条件や車名ロゴなどが決まっていましたが、小さい部品ながらも形状の決定から図面までのプロセスをひととおり学びました。
当時の図面は全て手描きで、替芯タイプのホルダー鉛筆や芯研器、バッテンといわれる自由曲線をつくる長いクサビ状の定規、ロッコツといわれるR定規、鉄道カーブ定規、三角定規などを駆使して精密な図面を描きました。美術大学で学んだ機械製図とは異なる世界で、この初めての図面が車体設計部を経て正規の手配図面に仕立てられ製品になったときは感激でした。その当時ドアミラーやフロントピラーガーニッシュの図面が描けるようになったら一人前と先輩に言われましたが、新米にはその意味が良くわかりませんでした。続きはドアミラーの話になったら・・。
当時の図面は全て手描きで、替芯タイプのホルダー鉛筆や芯研器、バッテンといわれる自由曲線をつくる長いクサビ状の定規、ロッコツといわれるR定規、鉄道カーブ定規、三角定規などを駆使して精密な図面を描きました。美術大学で学んだ機械製図とは異なる世界で、この初めての図面が車体設計部を経て正規の手配図面に仕立てられ製品になったときは感激でした。その当時ドアミラーやフロントピラーガーニッシュの図面が描けるようになったら一人前と先輩に言われましたが、新米にはその意味が良くわかりませんでした。続きはドアミラーの話になったら・・。