S12シルビアのトミカ ダンディ(シルバー)とリミテッドSシリーズ(ブラック)のシャシーを見ると、実車カタログと同じ「NISSAN SILVIA」のロゴが入っています。これは日産CIデザインシステムで決められた「日産アルファベット」という特別な書体です。S12の開発がほぼ終わる頃からこのCIプロジェクトチームに参画することになり、デザインマニュアル制作やアプリケーションデザインを担当しました。
それまで世界各国でばらばらに用いられていた「NISSAN」や「DATSUN」の表示を統一して新しいブランドイメージを構築するのが目的で、基本デザインはイギリスのペンタグラム社の案が採用されました。このアルファベットはとても高性能な書体で、文字にはスペーシングガイドといわれるドットが付属しています。このドットは隣にどんな文字がきても適切で美しい文字の間隔がとれるように工夫されています。そしてマーク、ロゴ、専用書体、指定書体、日産ストライプなどの各要素とともにシステムが構築されていきました。
これらのデザインシステムは順次商品のエンブレムなどとしても展開されていったのですが、その最初の商品群がS12シルビアでもありました。新しくなったマークやロゴが手がけた車をはじめ、どんどん広がっていくのはまた格別の充実感がありました。
それまで世界各国でばらばらに用いられていた「NISSAN」や「DATSUN」の表示を統一して新しいブランドイメージを構築するのが目的で、基本デザインはイギリスのペンタグラム社の案が採用されました。このアルファベットはとても高性能な書体で、文字にはスペーシングガイドといわれるドットが付属しています。このドットは隣にどんな文字がきても適切で美しい文字の間隔がとれるように工夫されています。そしてマーク、ロゴ、専用書体、指定書体、日産ストライプなどの各要素とともにシステムが構築されていきました。
これらのデザインシステムは順次商品のエンブレムなどとしても展開されていったのですが、その最初の商品群がS12シルビアでもありました。新しくなったマークやロゴが手がけた車をはじめ、どんどん広がっていくのはまた格別の充実感がありました。