第911話.気になった音楽(244)大瀧詠一『スピーチ・バルーン』2回目,(245)『ガラス壜の中の船』2回目

2023-06-25 12:57:51 | 気になった音楽
湖畔人です。

さて梅雨を連想させる大瀧詠一さんの曲、今回二回目は、『スピーチ・バルーン』と『ガラス壜の中の船』です。ともに2回目です。

『スピーチ・バルーン』は大瀧さんの曲でよく見かける別れのシーンを描いた曲です。曇り空の下のねずみ色の海って感じの穏やかな曲ですね。

最後は『ガラス壜の中の船』です。
こちらは逆に別れようと思ったけど、運命のいたずらにより車が急に故障をし、なんか別れられなくなってしまって、その困難な状況を互いに協力して克服しようとする中、ついでに互いに反省も始まり、実は別れる必要ないかもねー、と思い直しそうになる、と言う、何とも不思議な、愛のキューピットの仕掛けた魔法が炸裂している場面を目撃しているかのような、そうした面白い設定の曲なのです。

でも、とっても梅雨なのです。

お勧めします。

では。

湖畔人


第910話.気になった音楽(247)薬師丸ひろ子『探偵物語』2回目,(243)大瀧詠一『雨のウェンズデイ』2回目

2023-06-25 12:46:27 | 気になった音楽
湖畔人です。

梅雨が始まったら曇り空が似合う大瀧詠一さんの曲を多めにご紹介をしたい、と言いつつ、もう6月も終わってしまいそうです。

なので、急遽、大瀧さんの曲を複数ご紹介したいと思います。
でも梅雨仕様の曲だけではなく、梅雨の晴れ間に現れる虹の様な、サージェントペッパーの様な、オールユーニードイズラブ的な、ビートルズ的なユートピアを連想させる曲も幾つかご紹介したい、とも思っています。

後は、GWにも披露した、今年前半を支配するやるせない気分を表現した、ユーミンの『翳りゆく部屋』や『ノーサイド』、モーツァルトの『アヴェ・ヴェルム・コルプス』に続く、私の鬱屈とした気分を代弁する曲を少しと、その後は、少し元気出して行こう!的な曲を幾つかご紹介できれば、と思っています。

過去の履歴を見ると、梅雨に大瀧さんの曲を紹介する企画は2年前にもやっていましたね。完全に忘れていました。

今回は、まず薬師丸ひろ子さんの『探偵物語』と大瀧詠一さんご本人の『雨のウェンズデイ』です。
ともに2回目ですね。

以前も申しましたが『探偵物語』は大瀧さんが提供した曲の中で最も好きかもしれません。梅雨空の下のグレーの海を連想させます。

『雨のウェンズデイ』は、以前も申しましたが、最初に好きになった大瀧さんの曲でして、確か、修学旅行か何かそうしたイベントで、学友がバスの中で流していたのを聴いたのが最初だった気がします。初めて聴いたときは"何てチリーでオシャレな音なんだ!"と歌謡曲しか知らなかった少年にとってはかなり衝撃でしたね。この曲の中でモチーフとして使われているせいか、以後の人生でVWとはまぁまぁ縁があります。

では、次号に続きます。

湖畔人


第906話.気になった音楽(386)大貫妙子『色彩都市』(387)矢野顕子『ひとつだけ』

2023-06-04 22:39:30 | 気になった音楽
湖畔人です。

梅雨が始まったら曇り空が似合う大瀧詠一さんの曲を多めにご紹介をと思っているので、梅雨が始まる前に少し明るめの曲を紹介させていただきたくて急遽音楽話をします。

今回はとってもガーリーな可愛らしい曲を二つ。

まずは大貫妙子さんの『色彩都市』です。

先日、野村さんのラジオを流していると彼の知り合いのハリースタイルズが聴いていた曲の一つとして確か紹介していたような気がします。(違っていたらスイマセン。)セクシャリティーが曖昧で今どきのDSが好みそうな中性感の強いタレントなので余り良い印象がないハリースタイルズなのですが、『色彩都市』を聴くなんて何かセンスがイイなと、ちょっと親近感が湧いて来た次第です。

数十年ぶりに聴きましたがとってもイイですね。とってもイイ。上品で、でもダンサブルで世界一上品なダンスミュージックかと思います。

品の良い文学少女の様な大貫さんが歌う涼やかな歌声と、それとミスマッチしたカリビアンな伴奏と、サビの部分ではグルーブの効いたシンセベースが合わさって、何とも言えない極上の上品なダンスミュージックが出来上がりました、的な音楽です。

全体にテクノ調ですが、それもそのはずで、教授が編曲を担当しています。時折入るシンセ音のミレシシ~みたいな音はとても教授っぽいアジアンテイストで良いですね。

教授は有名になる前、大貫さんとは恋人同士で、でも突然他の女の人を追って出て行ってしまい大貫さんを深く傷つけた過去を持ちます。

今は親戚みたいな関係とか言うけど大貫さんは相当傷ついたはずですね。多分。実際、置いて行かれた大貫さんは『新しいシャツ』と言う曲でそのツライ心情を歌い上げています。

互いに年をとって一緒にツアーをするようになって、この曲を演奏すると教授は泣きそうになるそうです。悪いことしたなー、ごめんね、って思うみたいです。そういう所がモテるのかもしれませんね。

さて、もう一曲YMO周辺でとってもガーリーな曲あったよな?と思って思い出したのが矢野顕子さんの『ひとつだけ』です。これもバリバリYMO的な伴奏で、ビハインド・ザ・マスクか?って言う位のイントロですが、矢野さんの独特の詩と歌声で完全にマイワールドを作り上げています。天才ですね。
この曲の中で、彼女が"離れている時でも私の事忘れないでいて欲しいの ねぇお願い~"と歌うその相手は多分教授ですね。前の旦那さんとお別れした後ですし、YMOとツアーしていた頃の曲ですし、翌年美雨さんが生まれていますし、ね。

教授、モテますね。

教授、明るい世界に帰れただろうか?そう願いたいですね。

では。

湖畔人


第900話.気になった音楽(13)平松愛理『戻れない道』2回目,(21)中村雅俊『海を抱きしめて』4回目

2023-05-06 16:36:21 | 気になった音楽
湖畔人です。

またまた音楽です。

さて、このGWの音楽紹介は今の所これで終いにするつもりです。

今回は、まず、平松さんの『戻れない道』です。ここでは2回目ですね。
数十年前、確か、初夏のこの時期に、友人がバイクで事故を起こして入院をしていて、その見舞いに行く途中で初めて耳にして衝撃を受けた曲です。

初めて聴いた時は、なんて美しいメロディーと完璧なアレンジなんだ!それに何て歌がうまいんだろう!と驚嘆したものです。でも同時に、この煮え切らない女性の気持ちは一体なんなんだ!?とも思ったものです。未練一杯で、前の恋愛を大分引き摺っていて、まるで自分に言い聞かせるかのような結婚への決意の歌です。しかも、結婚生活を"戻れない道"と呼んでしまうそのネガティブさ具合は一体なんなんだ!?、と、ある意味ショックを受けた曲でもあります。

でも、POPSとして見れば、大変完成度が高く、ホント美しい名曲だと思います。マジで。

そして、此方も名曲中の名曲、このブログでは4回目の最多出演曲、
中村雅俊さんの『海を抱きしめて』です。
仕切り直す時、基本に帰る時に聴くといい、自分にとってホームの様な曲です。お薦めします。

では。

湖畔人

第898話.気になった音楽(287)モーツァルト『ave verum corpus K 618』2回目

2023-05-06 07:42:07 | 気になった音楽
湖畔人です。

さて、GWの暗めの曲、三つ目です。

今回は、クラシック、讃美歌ですね。

モーツァルトの『ave verum corpus K 618』、ここでは2回目です。

この曲は、カトリックの主に聖体祭のミサで用いられた聖体賛美歌ですね、

今の気分に合う曲なのです。

では。

湖畔人