第546話.気になった音楽(221)薬師丸ひろ子『野の花』

2021-04-12 00:30:14 | 気になった音楽
湖畔人です。

最近、頭の中を大瀧詠一さんの曲が流れる事が多くて、その大瀧さんが提供した曲の中で最も気に入っているのは多分薬師丸さんに提供した曲だよなーとか、最近思っていて、そんな中、色々とspotifyで薬師丸さんの曲を聴いていた中、前話の”花”をモチーフにした曲があって、それがとても良い曲で高頻度で聴いています。

その曲は『野の花』と言う曲でして、今まで知らなかった曲なのですが、作詞も作曲も高橋啓太さんと言う方が手掛けています。この高橋圭太さんは、オトナモードと言うバンドというか、ソロプロジェクトをやっているようです。アズテックみたいにバンド名があるけど、基本自分一人みたいな感じでしょうかね。デビューは2004年と言うので17年目と言う事で、結構なベテランなんですね。でも存じ上げませんでした。才能のある方ですね。もっと活躍できるかと思います。この曲は、自身と野の花を重ねて見ているようで、大きく才能が開花した感触があったのかもしれません。アイリッシュ風のテイストの演奏に、メロディラインはバッハの”主よ、人の望みの喜びよ”に似た感じでして、とても良い感じの曲です。

私が聴いているのは、どうも19年に渋谷のBunkamura オーチャードホールでのライブ版を聴いていたようなのですが、その割には歌もうまくて安定していて声も伸びやかで、演奏も抜群によくて、エーこれがライブか?と言うクォリティーで驚きました。

ひろ子さん、全く歌唱力衰えるどころか進化しているみたいで凄いですね。

彼女、女優としては、天然で一途で時々暴走するお茶目なお母さんをやらせるともう天下一品ですね。少し前の朝ドラでもとてもイイ味を出していましたね。まさかあの清純派女優がこんなコミカルな愛らしいキャラクターを演じれるなんて思いもよりませんでした。同じ路線の、天然で一途で時々暴走するお茶目なキャラのベテランの役は、和久井映見さんも”ひよっこ”で演じておられましたね。ああいう路線、とてもイイと思います。

今やっている朝ドラの篠原さんも石野さんもとてもいい味を出していて目を引きますね。アイドル路線にいた人達が、いつの間にか、とても味のある良い母親役が板につくようになっており、ちょっと驚きです。みんな、きっと、とても良い年齢の積み重ね方をされているんでしょうね。とても素晴らしいと思います。
薬師丸さんの曲紹介、もう少し続けようと思います。
では、後日。

湖畔人