第803話.気になった音楽(347)Liam Gallagher『For What It's Worth』

2022-09-02 03:39:36 | 気になった音楽
湖畔人です。

いつもは週末にブログの記事を書くのですが、今回は週末に夏を〆る和物の音楽紹介をやりたいので、その前に、一つ、洋物を入れたくて、平日に一話アップする事にしました。

今回は、前回のある意味続きで、前回はノエルギャラガーでしたが、今回は弟の方、リアムの方ですね。

でリアムのソロになってから初のアルバム『As You Were』から『For What It's Worth』です。リアムとSimon Jonsと言う方の共作で出来た曲だそうですが、かなりの名曲だと自分は思っています。

まぁ、謝罪の曲ですね。不器用な男が真っ直ぐ生きた結果、自分も周りも沢山傷ついて、"俺はこういう男、でも直らん、でもゴメン"、と言う曲です。なんか妙に泣けてくる曲でもあります。

喧嘩別れした兄に対して謝罪しているようでもあり、再婚を繰り返しているので過去の妻達への謝罪かもしれません。でも彼、子煩悩らしく、父親でいる事が一番気に入っているそうで、子供達の為に生活を改め、今は早起きにジョギングだそうです。人は変るものです。

兄のノエルとは仲たがいして大分経ちますが、でもみんな言ってますが、ホントはノエルが大好きでしょ?って話です。

自分の妄想では、年の離れた、しかも好みのハッキリした個性の強い兄ノエルの影響をまともに受けて育って、カッコ良さの基準も、カッコイイ音楽の定義も、UKロックかくあるべき論も、UKロッカーのあるべき生き様も、UKロッカーのあるべきファッションや髪形も、多分全部、ノエルから散々聞かされて育って、いつの間にか、ノエルの求める理想のUKロッカー像を体現する存在となったはずなのに、その粗野さに嫌気がさしてノエルに距離を置かれてしまって、”兄貴、そりゃないよ、俺がアンタの教えの一番の体現者、一番の信者じゃんかよ?ハシゴ外すのはやめてくれ?"って状態なのかもしれません。まぁ妄想ですが、そう見えて仕方ありません。

ノエルがUKロック教の教祖なら、あの二人の神様はと言うと、それはジョン、そう、ジョンレノンですね。
これからもリアムはジョンを目指して真っ直ぐに、不格好にUKロック道を極めんとするのかもしれません。
しかし、あのガニ股の歩き方、ああいう歩き方する先輩達沢山いたな。
あと少ししたら多分、裕也さんみたいになるね。多分ね。ロッケンロール!

では。

湖畔人