第138話. 気になった音楽⑮ 熊谷幸子 『風と雲と私』

2018-07-16 15:23:52 | 気になった音楽
湖畔人です。

先日、平松愛理さんの曲の紹介をさせて頂きましたが、YouTubeで平松さんの曲を聴いていると、右手の関連動画の所に熊谷幸子さんの 『風と雲と私』という動画が見えていて、気になって再生してみました。再生したところ、何か聴いた事があるメロディーだし、何か不思議なメロディーと不思議な構成で何か気になるし、歌詞も何かポジティブだし面白いな、と思い、気になって何度か続けて聴いてみました。この曲は、とてもクセになると言うか、中毒性があるのか、何かとてもハマってしまったようで、とても気に入ってしまったようです。ネットで調べてみると、この曲は、94年に『夏子の酒』と言うテレビドラマの主題歌として使われていた曲だったようです。失礼ながらこれまで全く曲名も知らず、記憶にも全く残っていなかった曲なのではございますが、でも、こうして聴いてみると中々良い曲なのではないか、と思っています。“嘗ては、不安ばかりで、自信もなく、でも歯を食いしばって前を向いて歩んできたけれど、今立ち止まって振り返ってみれば、今の自分は、嘗て成りたかった自分であって、成長し大分頼もしくなった自分がそこにいた。だから、きっと未来の自分も、もっと素晴らしい自分に成っているはず、だから私は、自分と未来を信じられる”、そんな感じのとても前向きなメッセージの曲なのです。最近はこうした“透明感”のあるまっすぐな曲に弱いのです。日本の音楽シーンには太田裕美さんとか岡村孝子さんとかやたら透明度の高いPOPSを歌う人々が時折現れて面白いですよね。海外だと、フランスのシルヴィ・ヴァルタンの『Irrésistiblement(あなたのとりこ)』なんかもかなり透明度が高い感じだけど、日本に多く見られる傾向かと思います。竹内まりやさんの初期の曲にもやたらと透明度が高い曲が幾つかありますね。この曲も真っすぐ透明でとても良いと思います。お勧めです。

湖畔人

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。