第607話. 世情少し&林史観補足 英米の金融資本の世界支配と太平洋戦争の補足と明治維新 ヤハウェの匂い

2021-08-22 17:36:15 | ★政治 外交 歴史
湖畔人です。

今週は”最近の日本と世界”の話はあまり大きな変化がないので基本お休みとしたいと思います。

アフガンとか、大谷君とか、筒香選手とか、千葉真一さんとか、コロナとか、無い訳ではないけど、前話に続き林史観についてコメントをしてみたいと思います。

ちょっとだけ触れると、アフガンの件はバイデンの本質が見える良い機会になり、ある意味、アメリカ人達にとっては良かったのかなと思います。バイデンのアメリカは頼れないアメリカである事が露呈し、自国民すら救えないグダグダな政権と言うことです。CNNですら批判してますが、自分に言わせれば、"今更何を言っている!はじめからわかっていた事だろ!まさか判らなかったのか?センスないな。お前たちが選んだリーダーなんだから最後までフォローして、共に責任取って一緒に退場しろ!"って思いますがね。バイデンに言わすと、自力で自国を守る気がない国の為に米兵を危険にはさらすことはできない、そうです。バイデンの言う事は空虚過ぎて基本聞く気がしないのですが、この意見だけは珍しく同意できます。自国を守る気がないアフガンなど知ったことか!と言うことですが、確かにその通り、ただやり方、段取りが不味過ぎるのです。でも、これは日本も一緒ですね。9条を保持し、自衛軍を憲法で否定する半人前国家は滅んでしまいなさい、と言われても、致し方ないと思うのです。自国は自軍で守る、それが基本ですね。そこだけは、バイデンは間違っていないですね。日本も、もう一回滅ぶところまでいかないと分からないのでしょうかね?もう、愚か過ぎますね。でも次滅亡したら、先の大戦みたいに戦後復興があると思ったら大間違いですね。次は無いです。永遠に日本はなくなり、海外逃亡できれば世界に散らばりユダヤの民の如く移民として生きるか、残った人は強制収容所で奴隷労働です。

次にコロナですが、ブレークスルーが起きてもワクチン接種すれば重症化はしないんだからもっと多くの人がワクチンを接種すべき、と相変わらずワクチン推進派は言いますが、こっちに言わすと、中長期のmRNAワクチンの人体への影響は相変わらず未知数なんだから、他に手立てがあるならそっちを推奨すべきでしょ?と言いたいのです。イベルメクチンは治療薬としてだけなく、予防薬としても機能すると聞いており、であれば何故イベルメクチンを処方しない、イベルメクチンで予防すればいいじゃない?って思うのです。USの救急救命医療の最前線のFLCCCアライアンスもイベルメクチンを推奨しています。安いし、安全だし、なんでこっちにしないんだ?って言いたいのです。

それと、話は変りますが、大谷君、8勝40号です。冗談みたいです。3冠のカブレラと大の仲良しです。US一の人気者ですね。

それと、USに渡っておさまりが悪く、複数球団を渡り歩いた筒香選手が、パイレーツで二発連発です。良かったですね。いい選手ですから、良かった。

そして、サニー千葉さん、良いお子さん二人に恵まれて良かったですね。ご冥福をお祈りします。

時事についてはここまで。

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さて、林史観です。林史観は、トランプさんと同じで、全部同意は出来ませんが、大筋は同意できるかな、と言った感じですね。

彼に言わすと、ロスチャイルドとロックフェラーと言う英米、厳密にいうと欧米の国々を支配下に置く、世界のオーナー達が、先の大戦を仕掛け、日本もドイツもそれにやられたと言う事になります。

ソ連は共産国だけど、そもそもその共産主義の思想的根源のマルクスは、コーエン&ロスチャイルド家の出で、親戚はメジャーな大企業の創業者だらけ(例えばオランダのフィリップスとか)、マルクスはそうした裕福な一族、ロスチャイルド一族の出身であったと言う事です。

そもそも、ロスチャイルドの意味はドイツ語で”赤い楯”と言う意味らしく、彼らのシンボルカラーは”赤”です。共産国が旗に赤を多用する由来が、ロスチャイルド家の色が赤だからと自動車王フォードも言っていたという記録すらあるようです。その位、ロスチャイルド家と共産主義は繋がっているようです。

ロシア帝政はユダヤ人達に厳しかったので、共産革命は打倒王様とユダヤ人達が起こした革命であり、革命の主役はユダヤ人達であるため、その革命成立後も共産国ソビエトをロスチャイルドは支援したし、実はロックフェラーもソ連を支援しました。しかも、日露戦争も、彼らに言わすとロシア革命の一部だったと言っているようです。

彼らに言わすと、ロシア帝国を弱体化し滅亡に導く一手として日露戦争を利用した、と見られています。実際、日露戦争後直ぐロシア帝国は滅びました。日本はNYのローブ商会のシフからお金を借りて日露戦争を戦いましたが、シフはユダヤ人で、ロスチャイルドの仲間、手先であり、同じフランクフルトのゲットー出身のロスチャイルドの親戚です。レーニンのロシア革命もシフが資金的に支援をしていました。なので、彼ら資本家たちに言わすと、日露戦争はロシア革命の一部即ちロシア帝国打倒の一部となるようなのです。
ついでに言うとシフはロックフェラーの石油覇権獲得の過程で金融支援をしてロックフェラーをロスチャイルドの舎弟にしようと働きかけた存在であり、ユダヤ人でもないロックフェラーがロスチャイルドと同調して動くようになった理由がそこにあったようなのです。

そして、このロスチャイルド、ロックフェラー、ソ連など共産主義者達の繋がりに今度は日本がハメられ太平洋戦争に引きずりこまれ滅ぼされる事になりました。

彼らは目的を果たすために使ったパートナー、同盟相手も、要が済むとそれを消し去るようです。中共に似てますね。弱肉強食の匂い、騙された方が悪いと言う考えでしょうか。砂漠の過酷な宗教観でしょうかね。嘗てのパートナーでも力を持ちすぎるとお仕置きをすると言うか潰しにかかるのです。裁きの神、ヤハウェの匂いでしょうかね。

日本は国自体も利用され、強くなり過ぎたが故にお仕置きをされ、ハメられ滅ぼされましたが、先の大戦でも日本国内で英米ソの手先として動いたスパイ達もやはり日本が滅亡した後に殺されていますね。近衛とか永野とかね。

日本の先の大戦と、その滅びは、まず太平洋問題調査会と言う対日攻略シナリオを書くシンクタンクが生まれ、その中から後に近衛内閣のブレーンとなるメンバー達が多数集っており、彼ら進言により近衛内閣が亡国へと進んでいきました。蝋山がメインですが、この中には、近衛の秘書となる牛場友彦や、ロックフェラー3世の親友と言われる松本重治等がいますが、彼らの先祖を辿ると薩摩出身で日本銀行を作った松方正義が出てきます。彼らは松方ファミリーなのです。松方家の嫁を貰った白洲次郎もそうでしょう。これら松方ファミリーの祖松方正義は、フランスのロスチャイルド家から指導を受け、金本位制や日銀の設立の必要性を説かれ、学び、実行した人物で、日英同盟後、イギリスのロスチャイルドとも親交を結び、それが縁でシフとも繋がりが出来た人物で、日清&日露戦争を強力に推した人間であり、武器利権を欲し、清での利権を欲し、ロシア帝国を滅ぼしたかったであろうロスチャイルド家の利益代表の如き動きをした人物として林さんは疑っています。日清戦争後も賠償金を一旦全額イギリスに送っており、金に変えるためとはいえ、不可解な動き、露骨なロスチャイルドの先兵的動きをした人物としてマークをしているようです。でもまぁ、牛場にしろ松本にしろロックフェラーと近く、その後駐日大使のライシャワーの奥様は松方家出身ですし、どうも松方一族は一族としてロスチャイルド&ロックフェラーという国際金融資本家達の代理人として日本を転がした一族なのかもしれませんね。戦前も戦後もそうです。DSの手先、大国際金融資本家達の手先だった感じですね。

先の大戦、その開戦まで日本を導いた近衛内閣は、そうした太平洋問題調査会のメンバーを中心にした私的政策研究団体、昭和研究会と言うシンクタンクを持っていましたが、そこの主なメンバーは、社会主義者でもある蝋山政道、近衛の秘書で、太平洋問題調査会のメンバーでもあり、ロックフェラー家と近かった牛場友彦や松本重治等がおり、近衛の右腕で共産主義者の風見章やソ連のスパイだった同じく共産主義者の尾崎秀実等がいた。二人とも朝日新聞出身です。彼らに誘導され、ソ連を叩こうと言う軍部の構想を潰し、支那事変を悪化させ、英米蘭のABCD包囲網を誘発し、日本を戦争へと誘導して行きました。そして、亡国の最後の一手、アメリカとの開戦へと誘導したのは海軍でした。山本五十六が真珠湾攻撃をさせないと辞めるとゴネて、それを許した永野修身や、山本の盟友、米内光政のサポートもあって、日本は亡国の選択、対米開戦へと突き進みました。少なくとも林さんはそう見ています。

そして、山本は視察途上に米軍に撃墜され死にましたが、その視察も身内のスパイに誘導されたもので、誘い出され暗殺されたのではないか?とも言う見方もあります。実際、遺体には銃痕があったと言われていますし、戦争に引きずりこんだ段階で役目を果たしたと言う見立てだったのか、余り活躍されても困ると思って暗殺となったのかは不明ですが、そうした見立てもあります。

真珠湾攻撃にGOサインを出した永野氏は東京裁判前に巣鴨拘置所に入れられ、独房の窓を破られ極寒の中、元々弱かった肺を患い肺炎となり、その後米軍の病院移されそこで亡くなっています。肺が弱い事を知った上での扱いだったようです。また、彼の死後、永野の遺品は強奪され紛失しています。多分、見られてはいけない資料や日記などが出てくるのを恐れ、米側に消されたのではないのか?と言う見立てもあります。永野自身は生前正しいと思った事を成す勇気を持つ事の大切さを説いていたようです。彼の正義が一体どこにあったのか、それを知りたい所ですね。

米内氏も昭和天皇は最後までその死(病死)を惜しがった人物であり、最後まで3国同盟に反対したとして米軍からの評価も高かった人物なのですが、何故山本の真珠湾奇襲を諫めなかったのかは不可解だし、戦犯として裁かれることもなく、不可解な点が多くある人物ですが、想像では、軍人として、国の方針には従ったまで、と言う事なのかもしれません。戦後は体調を崩す事が多く、医者に診てもらってばかりだったようですが、その医者に”まさか勝てると思って挑んだ戦争じゃないですよね?”と聞かれた際には”軍人というものは、一旦命令が下れば戦うものです”と答えていたようなので、そう言う事なのかもしれませんね。またGHQの戦後の占領政策に対しては、”陸軍の支配下に伸びて行った日本の、偏狭な国粋主義思想は世界には通用しなかったけど、かと言って日本には古来からの日本独自の伝統的思想風習と言うものがあり、いきなりアメリカ流の民主主義を無理強いされても、反動が来るだけだし、戦争に負けたからといって、そうそう考え方は代わるもんじゃない”と言う主旨の事を言い、当時のGHQの占領政策を批判していたようです。それに対しその医者が”科学技術を振興して行けば、日本は立ち直って生まれ変われると思いますが?”と言い返すと、”国民思想は科学技術より大切なんだ”と言う主旨の事を言い、声を荒げて反応をしたようです。そして彼の見立てでは”日本が本当に復興するまでには後二百年はかかるだろう”と言っていたらしいのです。戦後76年、未だに9条を保持し実質米国の植民地である日本。確かに時間は掛かりそうですが、200年掛かっていたらもう亡国ですね。その頃にはオーナーが中国に代わっています。

永野氏も米内氏も魅力的な立派な人物であり、単に裏切り者と言い切るには証拠も弱いと思います。ただ、実質、海軍の対米戦、戦線拡大が日本を終わらせたのも事実であり、山本への遠慮があったのか分かりませんが、その3名が日本にトドメの一撃を加えたのは結果的には事実だったんだと思います。

ついでに言うと、林さんによれば、ロスチャイルドと言えば、彼らの得意技は対立軸の両方に裏から支援し、どう転んでも利益を得る形を取るのが彼らの常套手段なはずですが、明治維新の時も、英仏のロスチャイルドは二手に分かれて、英ロスチャイルド系が薩長を支援し、仏ロスチャイルド系が旧幕府軍を支援していたのだ、と林さんは言います。どっちが勝っても新しい日本に大きく関与する予定ではあった、と言う事のようなのです。

実際、龍馬の後ろ盾であった、グラバーは、ロスチャイルド系のマセソン商会の出であり、薩長両方から将来有望な若者たち(五代や伊藤博文達)を密かにイギリスに送り、ロスチャイルド系のマセソンに彼らの面倒をみさせて学ばせており、将来、明治政府の中核を担う若者をイギリスで育てていたのです。

龍馬が日本で薩長同盟をなす前にイギリスにおいて薩長同盟が出来上がっていた格好です。

林さんに言わすと、松下村塾の活躍も、龍馬の活躍も言われる程本当は大きくは無くて、松下村塾の話は、ロスチャイルド家の関与を気付かせないようにするためのカモフラージュの逸話であって、龍馬も単にロスチャイルドの使い走りだった、と言うのですが、

自分から言わしてもらえれば、そりゃ英米の金融資本家達の視点からはそうかもしれんけど、維新の志士たちだって、真剣に日本の行く末を心配して死を覚悟して捨て身の革命運動をしていた訳で、それに便乗したのが英仏のロスチャイルドであって、役者があっての革命だったと知るべきだし、利用したのは龍馬であってグラバーではない、と言いたいのです。まぁお互い様、と言うことですね。そして、幕府を倒した後、龍馬は殺されてしまいましたが、一体誰が殺したんでしょうね。ね。これまでの流れを見るともしかすると、と思いますよね。

確かに、ロスチャイルドのUS進出の足がかりがペリー家であって、ペリーさんが日本に開国を迫り脅す少し前にフランクフルトのロスチャイルド系ベルモント商会のオーガスト・ベルモントさんがロスチャイルドのアメリカにおける代理人として渡米し、アメリカの政界でも後に大物になっていきますが、そのベルモントさんは、当時のアメリカの名家、ペリー一族に入り込みます。あの黒船のマシューペリーの娘さんと結婚をしているのです。一説によれば、ペリーさんを日本に行くように勧めたのも婿のベルモントだった、と言う話もある位なのです。マシューペリーさんは日本への研究が深く、ペリー経由でロスチャイルド家が日本に関する情報を得、日本に特別関心を持っていたとしても全くおかしくはありません。そうした中、ロスチャイルドが日本攻略を企画し、ペリーの脅しとグラバーの派遣を同時に起こしていた、なんてことも無くはないのです。でも、仮にロスチャイルド側にそうした意図があったとしても、松陰にしろ、龍馬にしろ、時代を読み、世界情勢を理解し、その中で、あるべき次の日本の姿を描くだけの知識と理解力を持ち、その実現のために捨て身で行動をし、世を動かし、散っていった彼らは、間違いなく日本の歴史上類稀なる第一級の人物達であって、ロスチャイルドの日本侵略の手先とかカモフラージュとか言って愚弄し、司馬史観を完全否定する必要はないのです。そうした態度は、一種の日本国への愚弄、キャンセルカルチャーの一種かと思いますね。トランプさんが日本人なら今頃シバカレていますね。林さんの見方は面白いし多くは同意できても、でもここだけは譲れませんね。龍馬も松陰も、西郷も晋作も、幕末の英雄達は皆偉大なのです。

では。

湖畔人

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