華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

The Anzac Day

2008年04月26日 14時05分29秒 | Weblog
昨日はThe Anzac Day(アンザックの日)で祝日だった。
この記念日は、第一次世界大戦で豪軍とNZ軍がともにトルコで戦ったことを記念することが元で、現在は第二次世界大戦やベトナム戦争など豪軍・NZ軍が絡んだすべての戦いを記念しているんだそう。
Lishaの家から帰る途中に偶然パレードに出会ったのでしばらく見物。沿道にはたくさんの人が集まって国旗を振っている。パレードでは大勢の戦地に赴いた人が行進していて、賛辞の拍手が送られていた。

それを見ている間中考えていた。

もし日本で同じイベントが開かれたらどうなるだろう

と。
日本は第二次世界大戦に破れ、敗戦国となった。しかし、他国で犯した罪は今でも許されることがなく糾弾され続けている。靖国神社問題では、A級戦犯も眠るがゆえに、国のために命を散らした大勢の戦士も、首相にさえ弔われることが非難される。

みんな、誰かの“大切な人”だったろうに…

当時の政府は日本が負けることを知りつつも神風特攻隊等を編成したという。そのことを考えるたびに「人の命をなんだと思ってるんだ!!」と今更でも憤りを覚える。
というわけで私は“神風”という言葉が嫌いだ。

閑話休題

歴史的、そして政治的背景からして、日本でこのようなイベントが行われることはないんだろうと思いながら見ていた。
戦地に行った人に対して送る拍手の意味が私にはわからない。だけど「よく無事で生きて戻ってくれました」とは心の底から思う。それがどこの国の人であっても。

戦地に行ってそして無事に戻ってきた人が胸を張って行進する姿は、日本人にはありえないことんだんだろうと思うとちょっとうらやましかった。

私は戦争を知らない。そして歴史教科諸問題もあって事情にも詳しくない。こちらにいると大勢の中国人、台湾人、韓国人と出会う。彼らは日本が当時何をしたかよく知っている。そんな話題になるたびに私は自分を恥ずかしく思う。「日本が何をしたか」ということに対してではなく、「日本が何をしたかを知らない」ということに対して。時に「無知・無邪気」とは最大の罪になると思う。友人・知人誰一人として私に日本人としての謝罪などもちろん求めては来ない。だけど私が知らないのではお話にもならない。海外にいる以上、日本についてよく知っておかなくては…と感じることが多い。

こんなことを考えてブルーになっていたけど、写真は撮ってしまったのでUPします
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誕生日

2008年04月26日 12時13分55秒 | Weblog
今日はChina娘・Lishaの誕生日 当日は彼氏と過ごす…とのことで、木曜日、一足先に祝うべく二人でご飯を食べに行った

行ったのはWest Endという飲み屋・レストランがたくさん集まる場所にあるベトナム料理屋。こちらに来て美味しいオージーメニューに出会ったことはないけど、アジア系のお店は結構美味しい。ここの料理もすごく美味しくて馬車馬のように食べた。

こちらの一品は値段も張るけどボリュームも満点
「2人で一品ずつ頼んでシェアしようね」
って話していたのに、Lishaは2品頼んでいたよう。テーブルに揃ったのは

・チキンスープのフォー
・ライスペーパーで包むカツレツ
・シーフードミックスの○○ソース和え(名前忘れた)

どれもこれも美味

だけど食べきれない…

私は食べることが大好きで、食べる量もかなり多いんだけど、この小柄なLishaは私以上に食べる が、“Great Eater”の2人をもってしても食べきれない量。特に私はこのところの暴食で胃が大きくなってるにも関わらず。こちらでは食べきれないと持ち帰るのが当たり前なので、結局シーフードミックスは持ち帰ることになった

支払い時になって、今夜ばかりは…と私が払おうとすると
「私が払う!
とLisha。
なんでも中国では誕生日だろうがなんだろうが、招待した人が払うってのが決まりらしい。
「いや、それは私の文化とは違うから
と私も言い張って、レジの前で「私が払う」「いや、私が」とどっかのおばちゃんみたいにかなり言い合ったんだけど、結局彼女に払われてしまった

文化の違いとはいえ、10も年下の彼女におごられるとはなー…しかも誕生日に

次は何かでお返しするとしよう。

その後は彼女のお宅でお泊り。けど疲れと満腹、ワインが効いて秒殺で寝てしまった…

何はともあれ、Lisha、誕生日おめでとう
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