「そんなにめちゃくちゃ田舎でもないけど、車ナシの生活は考えられないよね」
というレベルの街に住む私。実家に車はあるけど両親が毎日使うため、私はその合間を縫って運転する程度。なので、隣街や駅に向かうぐらいであれば、私の主な足は自転車となる。
実家を出てからほとんど乗ったことがなかったけど、最近ではちょくちょく乗り回している。
私の乗っている自転車は、私が小学3年生の時に祖母に買ってもらった、当時では珍しいステンレス製のそこそこ高級な品…だったらしい(祖母談)。購入から20余年。いくらお高め自転車だったとはいえ、“しっかり”元を取った!と言っていいだろう。
しかし。
やっぱり新しい自転車とは確実に違う。
まず一目で“年季もの”とわかる風体。ボディのステンレス以外の部分は錆にまみれ、パッと見には“茶色い自転車”だと思われるはず。
そして、なんとも言い表し難い、哀愁漂う“ギコギコ”という音。普通にこいでるだけでも“ギーッギーッ”。ベルを鳴らさなくても前を歩く人が気づいてよけてくれるほど。以前乗っているところを友達に見られた時「アンタの自転車、昭和の香りするなぁ」と言われたこともある。
ついでに書いたらベルはない。その代りに、父親がアメリカに行った時に買ってきたという変なラッパが付いている。ラッパに付いてる黒いゴム袋をグッとつかむと「パフゥ」という音が鳴るシロモノだ。その音といったら「新春かくし芸大会」で味方を応援する際の鳴り物のような感じ。やたらとデカい音がするため、恥ずかしいくてほとんど使ったことがない。
さらに、カゴは変形しているし、これまた茶色。
ほんまに“ボロイ”という形容詞がピッタリなチャリンコ。鍵をしなくても誰も盗らないと思う。それでも、今でもしっかり働いている。今日も隣町へ行くことがあったので、好天の中、チャリチャリとこいできた。もう少し若いころだったら恥ずかしくて乗らなかったかもしれない。今はその古さを自慢するぐらいの気持ちで乗り回している。
というレベルの街に住む私。実家に車はあるけど両親が毎日使うため、私はその合間を縫って運転する程度。なので、隣街や駅に向かうぐらいであれば、私の主な足は自転車となる。
実家を出てからほとんど乗ったことがなかったけど、最近ではちょくちょく乗り回している。
私の乗っている自転車は、私が小学3年生の時に祖母に買ってもらった、当時では珍しいステンレス製のそこそこ高級な品…だったらしい(祖母談)。購入から20余年。いくらお高め自転車だったとはいえ、“しっかり”元を取った!と言っていいだろう。
しかし。
やっぱり新しい自転車とは確実に違う。
まず一目で“年季もの”とわかる風体。ボディのステンレス以外の部分は錆にまみれ、パッと見には“茶色い自転車”だと思われるはず。
そして、なんとも言い表し難い、哀愁漂う“ギコギコ”という音。普通にこいでるだけでも“ギーッギーッ”。ベルを鳴らさなくても前を歩く人が気づいてよけてくれるほど。以前乗っているところを友達に見られた時「アンタの自転車、昭和の香りするなぁ」と言われたこともある。
ついでに書いたらベルはない。その代りに、父親がアメリカに行った時に買ってきたという変なラッパが付いている。ラッパに付いてる黒いゴム袋をグッとつかむと「パフゥ」という音が鳴るシロモノだ。その音といったら「新春かくし芸大会」で味方を応援する際の鳴り物のような感じ。やたらとデカい音がするため、恥ずかしいくてほとんど使ったことがない。
さらに、カゴは変形しているし、これまた茶色。
ほんまに“ボロイ”という形容詞がピッタリなチャリンコ。鍵をしなくても誰も盗らないと思う。それでも、今でもしっかり働いている。今日も隣町へ行くことがあったので、好天の中、チャリチャリとこいできた。もう少し若いころだったら恥ずかしくて乗らなかったかもしれない。今はその古さを自慢するぐらいの気持ちで乗り回している。