華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

引き続き避難中

2011年01月13日 21時44分11秒 | Weblog
幸いにして夕方予想された増水も我が家には被害をもたらさなかったらしい。カトリーナによると水位はどんどん下がって、部屋の前の小道が泥でぐちゃぐちゃしてるぐらいなんだそう。ラッキーだ。被害が深刻な地域は本当にひどい。しかも今月末にサイクロンがくるとの天気予報もあるので、復興はずいぶん先になるだろう。

ところで。
昼間のテレビはどのチャンネルも今回の被害のことばかり。そこですごく不満と疑問を持った。どの番組も被災者へのインタビューとか、被害の様子のビデオとか(しかも同じものを何度も)、識者の意見とかばっかり。知りたいのは
1.どこの道がふさがっているのか
2.交通状態はどうなっているのか(公共交通機関の情報も含む)
3.どこへ行けば砂袋は手に入るのか
4.どこへ行けば食料(配布される分)が手に入るのか
5.亡くなった方は誰なのか
などの正確な情報。なのにそういった類のものは一切ない。本当にまったく。そういうことに関しては「警察のFacebookをチェック」「市役所のTwitterで情報を得ろ」とのこと。

一体何のための報道やねん!?

情に訴える番組は今のタイミングでは要らない。何かを失った人はみな悲しいに決まっている。悲劇に見舞われつつも前向きに語るオジサマの話なんて一週間後でも十分。正直、今回でオーストラリアの報道にはかなり欲求不満を覚えた。ちなみにこの話を友人にしたら「Welcome to Australia! オーストラリアの報道意識なんてそんなもんさ。情に訴えて金を集めようって魂胆でしょ」だって。本当かしら?

阪神・淡路大震災発生後、実に淡々と上記の実用的な情報を読み続けたNHKの元・宮田アナウンサーは本当に素晴らしかったと今更ながら思う。
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洪水が来た

2011年01月13日 10時24分24秒 | Weblog
家に残ったカトリーナいわく、私たちの部屋は今のところ浸水していないらしい。
ピークは今朝の3時半。その時間にネットを立ち上げてチェックしたら、幸いなことに水位は市が予想より低かったらしく、被害は抑えられたよう。といっても多くの地域は浸水被害にあっており、テレビはずっとそのことを放送している。不謹慎といわれても、とりあえず自分の家が無事でよかった。そして今のところ友人からも被害報告はない。ただし楽観はできない。夕方4時にもう一度水位アップのピークを迎えるらしいので、それを乗り越えたら帰宅しようと思っている。

ボランティアに参加しようとしたけど、すでに人は足りているらしい。なので私は避難先で何をすることなくテレビを眺めるばかり。肝心の仕事探しの資料は家においてきてしまった。本当にバカ。勉強の道具はあるので少し頑張ろうと思う。
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