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華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

我が病院のロバート、時々トミー

2015年05月09日 21時36分50秒 | Weblog
本日ロングアワーの午前シフト。しかも午後からのキラーシフトでもある。
目覚ましが鳴っても一体何が起こっているのか瞬時にわからなかった。あぁ、しんど。

今日は先輩とペアで8名を担当。うち外科系が4名。
外科の手術で来ている人は痛み止めや化膿止め等の投与があるけれど、それ以外の薬の数は少ない傾向にある。なので投薬はサクサク。シャワーも自分で浴びられるか、手術の関係で清拭のみの人がたいていなので、こちらも楽チン。
今日は昨日人工関節手術を受けた患者さんがいて、ヴァイタルサインや排尿の量が思わしくなく、ドクターと連携をとりながらケア。それらに時間を取られたものの、ほかは比較的順調だった。

今日はロングアワー。午後からは同じ患者さんを含む5名を担当。増えた患者さんは内科系やったけど、多少の手がいるだけであとはほぼ自分でなんでもできる人たち。なのでイスを温める時間が結構あった。本当にこういう日があってくれると助かる。

ところで。
今日当直はナイスミドル(死語?)のドクター。ずっととっつきがたいイメージがあったんだけど、何かをきっかけに話をして以来、多少気楽に話せるようになった。私はロバート・ダウニーJrに似てると思うんだけど、先輩(複数名)にそれを言ったら「ええ!? …それはないわ」と言われた。
もとい。
今夜所用で、このドクターに車を貸し出した(遠方在住のため飛行機・電車通勤。当直は月に1~2度、だいたい2~3泊して働く)。実は今日で2回目。前回ガソリン代を申し出てもらったけど「ちょっと近所まで行くだけなのにそんなこと気にしないでください」と辞退していた。今夜も同様。
30分ほどの外出を終えて戻ってきて、鍵を返してもらった。すぐに気づかなかったんだけど、鍵の間にお金が挟まっているのを発見。「げ、こんなのもらえない」と思って当直室に戻っていくドクターを追いかけていったら
「いいからいいから。こっちこそありがとね」
とさわやかに去っていった。そして去り際に“バチンッ”とウィンク。

おお、ロバート(あくまで私がそう思うだけ)がウィンク

恥ずかしながらドキッとしてしまった。鍵の間に挟んであるっていうのが、またこれ。憎いというかなんというか。“大人の男性のさりげない気遣い”みたいなものを実感した瞬間やった。
それにしても外国人のウィンクってなんであんなに絵になるんやろう? 私などは糸のような一重の細目なので、ウィンクしたところでどっちの目が閉じてるんかわからんもんなぁ。

家に帰ってから、この“さりげなさ”を学んでもらおうと思ってDにこの話をしたら、「え~、カッコいいね~」。

一緒になって“ポッ”としてどないんすんねん!

Dはさりげないどころか「ボク、今日掃除機かけたよ」「食器洗ったよ」とガンガンにアピールしてくるタイプ。こやつをナイスミドルに育てるにはどうしたらええんやろうなぁ。
ところで帰ったら映画「MIB」がTV放映中だった。件のドクターはトミー・リー・ジョーンズにも似てるような気が…??

ゆったりシフトでややミーハー心をざわざわさせて一日終了。そろそろベッドタイム。
いいシフトやったけどロングアワーは疲れる。まぼたもそろそろ重い。
明日も午前シフト。明後日もそう。あぁ、頑張ろう。
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