華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

鶏のように歩く

2019年10月09日 23時16分48秒 | Weblog
仕事は午後から。今日は私の金曜日。いつもならクタクタになっているころやけど、インチャージを務めているせいか比較的元気。散歩から戻って、洗濯して買い物して料理をして仕事へ。

今日もインチャージ。
退院が3名、新規入院が2名。昨日と同じように、細かいことがたくさんあってそれなりに忙しかった。患者さんの情報が頭に入ってるからできたようなものだったわ。

昨日書いた、ひとりで住んだことのない家に行くのがいやで、なんとか入院生活を継続できるように画策していた患者さん。誰かから息子さんに連絡が入っており、今朝退院と荷解きを手伝うべく病棟に現れた。患者さんはそれで退院できない理由がなくなり病室を出たらしい。家族の事情を抱え、知らない家に住まなくてはならないという現実に直面したくない気持ちはわかる。だけど病院にいたい理由が看護師が優しい、食事が出てくる、自分で何もしなくていい、だもんね。もう病気でもなんでもない。そりゃ病院にいてはいかんよ。公立病院はすべて税金でまかなわれているからね。
ついでに書いたら、退院したもうひとりの患者さんも病院に残りたがっていた人。この人は半年ほど前にもうちの病棟にいた、なにかと問題の多い人で、理由をつけては病院へやってきて入院しようとする。確かに運動機能に問題はあるのだけど、家に帰れないほどではない。医療チームも心得たもので、比較的淡々と治療にあたっていた。本来なら2週間ほど前に退院の予定だったけど、ここは患者さんのゴネ勝ち。でも晴れて本日病棟を離れた。
家にいたくないってどんな感じなんやろうな。私は一刻も早く帰りたい。

そういえば同じく昨日書いた超肥満の患者さん。夜中にも何度かお手洗いに行ったけど、そのたびに看護師から自分でするようにと厳しく言われて、今日の朝は泣いていたらしい。ドクターにも理学療法士さんにも看護師が何もしてくれないと訴えたらしいけど、医療チームはだいぶ厳しい対応をしたみたい。でもさ、ベッドに入るときに足が重くて持ちあがらないわけやけど、看護師に自分でやってと言われて出てくる文句が「足の持ち上げ方がわからない!」だもん。ほかにも、排泄の後に水を流さないことを注意されて「どうやったらいいかわからない!」とか。そりゃ厳しめにもなるよ。

オーストラリアは世界有数の肥満大国。肥満によって引き起こされる病気、ケガの医療費負担が国家予算にかなり響いており、なんとかしなくてはという話しにはなっている。ただ、この肥満がたとえば薬やほかの病気のせい、遺伝的な理由によるものだったりするならまだしも、自己管理の甘さ、いわゆるセルフネグレクトによるものが大半なので、そこに税金を投入するのか否かで議論になっている。今のところは政府は肥満解消の手立ては考えつつも多くを費やす予定はないらしい。
6割以上の国民が肥満またはやや肥満なので、太っていることにかなり寛大な国・オーストラリア。肥満の私はその感覚に救われたところは大いにあるけど、医療従事者としては根本的な意識改革が必要だとは思う。将来どうなるかね~。

無事にシフトを終え、Dリムジンで帰宅。これでお休みに入る。やれ、うれしや。
休みなので少し夜更かしをしている。だけど明日を有意義なものにしたいので適当に寝る。
夜更かしをするとお腹が空いてきて、ついなんか食べちゃうのよ。それがとってもヤバいの。その効果がお腹周りにきちんと出てるからね。

ガマンガマン。さぁ寝よう。
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犬、疲れをみせる

2019年10月09日 12時45分36秒 | ワンコ
お嬢さまたちはお疲れ気味。

それを現すかのようにいつもの場所でだいぶ広がっている。


ズームイン。


ラブリーなお腹を堪能あれ❤️


ヌォーッヌォーッ。

いい夢見ろよ。

🌸🌼🌸🌼🌸

海でしっかり遊んだ日は爆睡するんだけど、昨日は庭師さんが来ていたので、落ち着けないどころか、ずっとソワソワしていたお嬢さまたち。夕方になってとーちゃんともしっかり歩いたこともあり、どうも疲れがとれてないみたい。私が朝起きたら散歩だと思って激しく飛び乗ってくるのに、今朝はそれもなかった。
疲れたら寝る。なんてシンプル。ステキだわ。
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