華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

考え事は尽きない

2023年07月16日 23時32分00秒 | Weblog
今日も午前シフト。インチャージだった。
週末のインチャージは、緊急事態が起きない限り、そんなにすることがない。だから必然的にフロアへ手助けに行く。
今日も投薬をし、シャワーや清拭を数件。単純にフロアで作業する人員が増えるので、みんないいシフトになったんじゃないかと思っている。

ところで。
昨日お世話した患者さんが、今朝早くに亡くなった。予想されていたので驚きはしなかった。
先週入院してきたこの患者さんは癌を患っていて、もう早く旅立ちたいとウチに来た時から言っていた。こちらは死を幇助することはできないし、体調を維持して施設で最期を…というのがプランだったけど、数日前に「もういい」と患者さんが決めてケアを拒否。それから2日で旅立った。最期まで意識があり、喉を潤すレモネードを飲み、呼吸を整えるモルヒネを投与された十数分後に亡くなったらしい。変な言い方になるけど、昨日のうちに家族ともお別れもして、良い最期を迎えられたと思う。
ここひと月で数名を見送った。寂しく逝く人、家族に囲まれて逝く人、最期を家族に見せずに逝く人。いろんなパターンがある。私はどんな最期を迎えるんだろうと、ひと様の死を見ていつも考えるわ。

さて。
話は変わるけど、今月から新しいお医者さんが来ている(お医者さんは数ヶ月で病棟を移動する)。
今来ているドクターのひとりが、日本で医師免許を持っている人だった。まだオーストラリアでは医師免許を持たず、免許を取得中⁇とかなんとか。日本人でもオーストラリア人でもないその人は三カ国後がペラペラで、日本で出た大学も、トップ5に入る屈指の国立大学だった。チョー頭いい。
今日は時間があったので、日本語で話をした。関西弁にも馴染みがあり、私との会話もまったく問題なし。目元がちょっと北村匠海に似たそのドクターは(本人も似てると言われたことがあると言っていた)日本語で話せるのが嬉しいらしく、彼の就業時間が過ぎてもしゃべり足りなそうにして居残っていたわ。かわええのう。
日本を離れた理由は就業環境のせい。サビ残や責任の重さについていけず、辞める前の最後2ヶ月は記憶がないようなことを言っていた。看護師もそうやけど、お医者さんも大変よね。お給料が良くなるまでずいぶんかかるもんね。お医者さんも看護師も、もっとお給料をもらっていいと思うわ。

無事に仕事を終えて帰宅。
今夜はシェフDが腕を奮ってくれた。ビフカツ。正直微妙だったけど、ガツンとお肉が食べられて嬉しい。
そのあとはソファで爆睡。起きたらテーブルもキッチンもキレイに片付いていた。片付けは私がすることになると思っていたので驚き。全然気づかなかったわ。ぐっすり眠ってたんやろうな。

いつもはDにやってもらう食器洗いを、なぜ今夜は私がすることになると思っていたかというと、実はDは明日から職業訓練校に4か月間通うことになった。
話を端折るとして、目的は今後の仕事につなげるため。DはITに関して知識も技術もあるけど、叩き上げゆえにその力量を証明するものを持たない。ゆえにフリーで長くやってるDが、資格がモノを言うオーストラリアでの企業就職が難しく、だったら資格を取ろう!と言うことになった。
それを決めたのが2週間前で、正式入学許可が降りたのがおととい。ドタバタの入学手続きで本当に疲れたわ。
その結果、明日から久しぶりに学生になるDは緊張を隠せずにいる。だから家のことが疎かになると予想していたので、皿洗いまでやっていたことに驚いた次第。台所は拭いてなかったけどね。

この件で気を揉んだし、次に気になるのは犬のこと。Dが学校の日は家で留守番をさせることになる。散歩をしてくれる人の手配したけど、とにかく吠えないことを願うのみ。慣れてもらうしかないもんねぇ。
最近考えることが多くて疲れてたんだけど、Dの学校と犬のことはそれらの一部。あぁ、胃が痛い。

最近、甘えっぷりに拍車がかかっているチャーリー。

かーちゃんのそばにいる。

頼むからいい子にしててね。



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