華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

一年の計は正月2日目にあり

2015年01月02日 22時24分14秒 | Weblog
昨夜、Dママを送り出してホッとした後、10時過ぎには倒れるように寝た。早く寝ようとしたのには2つの理由があった。1つは午前シフトやから。もう1つは、午前シフトの日は病院まで歩こうと決めたから(可能な限り)。

新居から病院まで、グーグルマップによると4キロ弱。徒歩の時速は一般的に4キロと言われているので、おそらく40~50分ほどあればたどり着けるはず。車で出勤する際、私はいつも勤務開始の20分前に家を出る。そこを25分ほど早く出ればなんとかなるはず。早起きは大嫌いやけど、このブクブクと太り続けた体を見るのに嫌気がさしてきたので、とりあえずできることから始めようと思い立った次第。肥満に対する絶望感が苦手な早起きに勝った瞬間。
本当なら昨日から始めようと思っていたのだけど、アラームをセットするのを忘れていて結局いつもの時間に起きてしまった。ま、テイのいい言い訳。

一応初めてなので、余裕をもって出社時間50分前に家を出た。毎日のように通っている道なのに、運転しているため見る風景すべてが新鮮。正月2日めでまだ休暇中の人も多く、行きかう人の数も少なかったため、思う存分キョロキョロしながら歩いた。曇天の上風もあって、なかなか気持ちのいいウォーキング。結局病院に着くのにかかった時間は45分を少々切るぐらい。万歩計によると距離は4キロ強。徒歩数は6000歩ほどだった。午前シフトのときは長い間ぼんやりしてるんだけど、病院に着いた時点でお目目パッチリ。とにかくいい感じだった。これなら続けられるかも。

さて。
今日は4名を担当。3名が要介助。そして諸事情により、ほか2名の投薬も担当。みんなそこまで重い患者さんではないんだけど、トイレだなんだと言ってはナースコールを押すので、なかなか思うように仕事が進まない。仕方ないんだけど、作業が中断されると余計に時間がかかることが多々あるので辛い。午前中には予想外の新規入院とドクターの回診もあってさらにバタバタ。最初の休憩にいけたのは11時を大きく回ってからだった。

お昼をまわってようやく落ち着いてきた頃、婦長がつつと寄ってきて「ダブルなんてどう?」。
私「歩いてきたから無理です(夜10時をまわって歩くのは本当に危険)」
婦「同僚が送ってくれるかもしれないし、そうじゃなかったらタクシー券をあげるわ」「そして明日休んでいいわよ。残業の方が土曜日手当てよりいいはず」
私「やります」

というわけでダブルシフト。5連勤を避けることができてありがたい。

お昼からはもう1人増えて5名担当。その増えた1人は私たちがこっそりと“プリンセス”と呼ぶおばあさん。もう80歳を越しているのだけど、若い子もびっくりなぐらいかわいらしい格好をしている。パジャマも胸や背中がドカーンを開いているようなドレスだったり、サテンのちゅるちゅるした生地だったり。ちなみに外出するときはハイヒール。プリンセスらしく、私たち看護師にも「あれをしろ」「これをしろ」「対応が遅い」と、平たく言ったら横柄に、かつヒステリックに文句を言う。この人は先日私のパワーを吸い取った患者さんの一人。
しかし残念なことに病気が進行しており、今朝、容態が急に悪くなった。本人もショックを受けたようで、今日は少々弱気。相変わらずナースコールを押してはグチグチ言うのだけど、先回りにして頼まれそうなことを先に片付けておいたら、午後はだいぶ機嫌よく過ごしていた。プリンセスいわく、私は「この病院の素敵看護師のひとり」だそうだ。ありがたい話で。

午後からの忙しさは、午前中に比べたら格段にマシ。患者さんの状態も把握した後だったので、だいぶ余裕をもって動くことができた。無事に勤務を終えて、結局同僚に家まで送ってもらった。

家に帰って万歩計を見たら、初めての2万歩超え。さすがに足がパンパン。ダブルになるとわかっていたらスリムウォークを履いていったのになぁ。
いつもより早く起きたのに、アドレナリンが放出されているのか、11時をまわった今もまだ元気。でも布団に入ったら速攻で寝てそう。
明日は予想外にお休みになった。これは嬉しい。天気もいいようなので、お洗濯に精を出すことになるやろうな。シーツとかタオルとか溜まってるし。掃除も頑張らないと。
そして時間を見つけて歩きに行くぞ。
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素敵な元日

2015年01月01日 20時39分15秒 | Weblog
明けましておめでとうございます。今年が皆さまにとって良い一年となりますように。

元旦だというのに今日から仕事。病院勤務の看護師には土日祝はあまり関係ないのねん。それにこちらのお正月は夏。お正月らしい雰囲気なんて忘れちゃったなぁ。やっぱり紅白を見ないと。たぶんお正月を日本で過ごしたのは2009~10年が最後。今年の年末年始は日本にいられるといいなぁ…と去年も言った気がする。

さてお仕事。
いまだに少ない患者さんの数。担当者が少数のバーゲンシフト。みんないいシフトを過ごしたと思う。
あんまり愚痴は言いたくないけど、これは書く。これまで何度かここでも書いた、どうしても受け入れられない後輩看護師。今日彼女は、私におととい、ネガティブパワーを存分に浴びせた患者さんのうち3名を担当していた。3人とも超横柄で偉そう。ナースコールを押すと頼まれることは小さなことでもグチグチと本当にうるさい。だから応対したくない気持ちはわかる。だけど普通はそれでも担当している以上対応する。
しかしこの後輩。ナースコールが鳴っても全然行かない。誰かが代わりにやってくれるのを待っているのが丸わかり。ひどいなぁと思ったのは、病室の近くにも看護記録を書いたりする机はあるのに、彼女はわざわざナースステーションまではるばる看護記録を抱えて戻ってきて座り込んでいる。なんでなんやろう?と思っていたら、先輩看護師が「病室の近くにいたらナースコールに応えなアカンからよ。離れた場所にいたら近くにいる看護師が応えてくれるかもしれないから、それに期待してるのよ」という。

目からうろこ。

そこまでして仕事を避けるか!?

噂話のレベルではないのか?と先輩に尋ねたら確証を説明してくれた。先輩は何度も注意しているのにまったく変わらないらしい。もう吐き気がする。こういう人、大嫌い。せっかくいいシフトを過ごしていたのに、終わってからすんごいムカムカした気持ちになった。ちなみにこの後輩の悪行は婦長の耳に届いている。不満を抱えているのは私だけではないということ。今後どうなるのかは知らないけれど。

無事に元旦勤務を終えて帰宅。DとDママが家を片付けてくれていた。私が「掃除できてない」と愚痴っていたのでDママが代わりにDのお尻を叩いてやってくれたんだと思う。
それに加えて、帰ったら早々「特製タイサラダを作ってあげるわね!」。タイサラダも大好物だす。

美しい…。

そして超美味。

作るときはDをそばに従えて、彼にレシピを叩きこんでいた。Dにまた作ってもらわないと。

Dママがいる間、私は超“お嫁さま”をさせてもらった。正直なところ、Dと自分以外の人が我が家のキッチンに立つのは好きじゃない。一応私のお城なので。でもDママは本当によくしてくれる。多少「あれ?」と思うことはあっても、ありがたさの方が勝つ。いい義母に恵まれたわ。
今夜の便でゴールドコーストへ帰るDママを夕方我が田舎町の駅まで送っていってお別れ。休みやったら空港まで一緒にいったんだけど、明日はまた午前シフトなので、Dママの「無理するな」の言葉に甘えさせてもらった。

これにて我が夫婦のお祭りな日々は終了。Dママを送っていった後、2人でブラーッと浜辺まで散歩へ行き、今はいつものようにソファで寝転んでダラダラしている。日常が帰ってきたのね~と感じる瞬間。ホッとしないと言ったらウソになるな。

よし。そろそろ寝よう。
明日もまた午前シフト。実は新年も明けたところであることを実行しようとしている。うまくいったら明日ご報告。
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