チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

富岡製糸場

2009年09月29日 14時59分21秒 | 日記
秋の気配の濃い
妙義山やススキ、秋櫻を眺めながら
上信電鉄に乗って富岡に行く

大日本蚕糸会が行う
「天皇陛下在位20年記念」の記念行事に
養蚕農家を抱える市長さんたちの
パネルデイスカッションのコウデイネーターを
チャコちゃん先生が依頼された

11月30日東京會舘ローズルーム

お引き受けした条件に
「それぞれの市長さんに前もってお会いしたい」
と申し入れてありその第1回目が
富岡市の岩井賢太郎市長にお会いすること

ちょうど富岡製糸場を「世界文化遺産」に登録したいと
市全体が燃えていて
市長は「日本の絹文化」について熱く語ってくださった
もろもろ細かいことは追々お知らせするが
養蚕農家を元気付け、日本の絹をどう生かしていくか
大きな夢を聞かせていただいた

富岡製糸場は日本の宝だと思う
明治5年国の方針でフランスの技師によって
富岡に器械製糸が導入され格段に生糸の生産が伸びた

それだけでなく美しくて使いやすい建物を建てた職人達
製糸場で働く女性達の教養の場を設けるなど
教育や工芸技術などにも
この富岡製糸場は貢献している

政府からその後引き継いだ片倉製糸も
昭和62年まで建物とその精神を引き継いで
現状のまま手入れしながら保存した

絹に対する皆の気持ちが
この製糸場を残したのだとわかる

フランスの技術を日本の文化に溶け合わせたすばらしい空間だ
市長は此処を守ることが
日本の絹が発展することだと信じて疑わない

昨年はフランスのリヨンに富岡の糸を使った絹製品を持っていき
大好評を博したそうだ
6万人の人たちに見ていただけたという
今年も製品の数を増やし11月下旬にリヨンで展示する

「日本の絹のすばらしさを知ってほしい」
コレこそエコだ
コメント
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