6月6日66才でご逝去された三笠宮殿下
「ひげの殿下」として親しまれていらしたが
身障者に対しての援助活動はお若いときから熱心だった
30年くらい前から取材を何回かして御殿にも伺ったし
身障者パーテイにもお招きいただいた
一番始めにお会いしたときは赤坂の御殿に伺って
洋服姿の撮影をさせていただいた
そのとき
「仮縫いの時はねこうやって足を斜めにしてズボンの寸法をとるんだよ」
「どうしてですか?」
「足が曲がっているからね」
「そのようには見えませんが」
「だからさ見えないように仕立てるんだよ」
皇室専門のテーラーHさんも
「殿下に限らず日本の男性は骨の付き方がヨーロッパの方と違いますからね」
そういうものなのかと首をかしげていたら
別の日Hさんがご自分の仕事部屋で人骨を差しながら
アングロサクソンと大和人の骨の構図を見せて下さった
なるほどと感心したものだ
二度目は長いインタビューで緊張しながら質問をしていたが
頃合いを見てお茶が運ばれてきた
殿下の前にはシャンパン色の氷の入った液体
チャコちゃん先生の前にはお紅茶が差し出された
緊張のあまり喉がからからに渇いていたので
氷の飲み物の方がいいなあ
チャコちゃん先生どうも卑しい目をしたらしい
其れと察した殿下
「ナカタニさんもこれと同じものがいいらしいよ」
と仰って下さった
嬉しくにこにこと笑いながら一気に飲み干したら
ーーーーーー
なんと!
水割りだった
まだ陽は高かった!
「わはははーー」
ともう大声を上げてお笑いになる
此方は恥ずかしくて身の置き所もなかった
そんなこともあって
何回かお会いしていろんな話を伺ったが
そんなに簡単にお目にかかれるわけでもなく
チャコちゃん先生もその身障者の会にも欠席が多くなって
自然に伺わなくなったのだが
病で大変だと云うこともHさんからお聞きもしていたが
ご逝去の報を伺うとあの豪快なお声を思い出す
皇室の若きリーダーだった頃だったな
元気はつらつとした姿が目に浮かぶ
どうぞおやすらかに
「ひげの殿下」として親しまれていらしたが
身障者に対しての援助活動はお若いときから熱心だった
30年くらい前から取材を何回かして御殿にも伺ったし
身障者パーテイにもお招きいただいた
一番始めにお会いしたときは赤坂の御殿に伺って
洋服姿の撮影をさせていただいた
そのとき
「仮縫いの時はねこうやって足を斜めにしてズボンの寸法をとるんだよ」
「どうしてですか?」
「足が曲がっているからね」
「そのようには見えませんが」
「だからさ見えないように仕立てるんだよ」
皇室専門のテーラーHさんも
「殿下に限らず日本の男性は骨の付き方がヨーロッパの方と違いますからね」
そういうものなのかと首をかしげていたら
別の日Hさんがご自分の仕事部屋で人骨を差しながら
アングロサクソンと大和人の骨の構図を見せて下さった
なるほどと感心したものだ
二度目は長いインタビューで緊張しながら質問をしていたが
頃合いを見てお茶が運ばれてきた
殿下の前にはシャンパン色の氷の入った液体
チャコちゃん先生の前にはお紅茶が差し出された
緊張のあまり喉がからからに渇いていたので
氷の飲み物の方がいいなあ
チャコちゃん先生どうも卑しい目をしたらしい
其れと察した殿下
「ナカタニさんもこれと同じものがいいらしいよ」
と仰って下さった
嬉しくにこにこと笑いながら一気に飲み干したら
ーーーーーー
なんと!
水割りだった
まだ陽は高かった!
「わはははーー」
ともう大声を上げてお笑いになる
此方は恥ずかしくて身の置き所もなかった
そんなこともあって
何回かお会いしていろんな話を伺ったが
そんなに簡単にお目にかかれるわけでもなく
チャコちゃん先生もその身障者の会にも欠席が多くなって
自然に伺わなくなったのだが
病で大変だと云うこともHさんからお聞きもしていたが
ご逝去の報を伺うとあの豪快なお声を思い出す
皇室の若きリーダーだった頃だったな
元気はつらつとした姿が目に浮かぶ
どうぞおやすらかに