チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

染芸展

2014年03月07日 14時51分36秒 | 日記
毎年この時期「染芸展」の審査を仰せつかっている
東京の友禅師の作品が一堂に並ぶ
毎年「くらいなあ」と思っていたけど
今年は作品が明るくて何やらうれしい

大先輩の清水とき先生が毎年講評をなさるのだが
今年からチャコちゃん先生に「おはち」が回ってきた
ぶつぶつ、いやだないやだなあ
といいながら引き受ける自分が何ともあわれ

一生懸命作品を作っている方たちに向けて
ああだこうだというのは何とも気が引ける
そういう時
「着る立場に立って」
とそこを強くしてお話をさせていただいている

今年からチャコちゃん先生のところ「賞金」を出せないので
「こすもす賞」はなしにします
と申し上げたのだが
「賞だけでも」
といわれすごすごその通りにしてしまう
何とも主体性のない人間だ

なんだか本当に優柔不断な人

でも染色家の方たちに聞くと
「賞のなかで一番価値があります」
とおっしゃってくださる方もいて嬉しくなる

技術はすごいけど
表現がさりげないという作品と
みるからに迫力がある
という両極端の作品をこすもす賞では選ぶことが多い

今回もその路線
日曜日まで 浜松町の東京貿易センターで開催中
コメント
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