チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

台湾きもの事情

2014年03月24日 12時12分06秒 | 日記
先週一週間台湾に
台日文化交流が目的
日本からもお仲間が11人
きものを着て飛行機に乗り故宮に行ったり
観光地を散策してきた

台湾は唯今若者達が独立国を目指して運動をしている
其の奥に
「日本の統治時代が良かった」
と言う思いが強いことが垣間見える

「おばあちゃんの着物姿をかすかに覚えていて格好いいと思った」
と言うきもの愛好者が多い
台北の町中にも
昔の日本人の姿を見ることが出来る古い写真を飾っているところもある

そこには
きものを着た婦人達が日常生活に笑顔を見せながら楽しく従事している
日本人と思ってみると
その中の半数以上が台湾の婦人だったりして
如何に日本の生活になじんでいたかを知る事が出来る

反日運動の盛んな国もあるけれど
ここ台湾は
「日本人が好き」
と言ってはばからない
其の源は当時の後藤新平による者だと思う

彼は中国から台湾を預かったとき
先ず学校を造り多くの国民に「考える」事を教えた
また水道を引き鉄道を造って日常の生活の文化を上げた

当時の女学校を卒業した婦人に会った
美しい山の手言葉がチャコちゃん先生を戸惑わせた
昭和初期までの小説にしかない言葉だ
改めて日本人ってこんなに美しい言葉を使っていたのかと
自分自身の乱暴な言葉が恥ずかしかった
コメント
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