生まれて初めてお金と真摯に向き合う
お金の勉強を始めたチャ子ちゃん先生ではある
思へばおさないころ
郵便局のお兄さんが我が家に集金に来ていた
家族全員の郵便貯金の集金であった
ちびの私も貯金通帳があり、のちに預金封鎖や新券切り替えで、ためたお金はどうなったのか聞いていない
そのご世の中が落ち着いても「郵便預金」は一般家庭の宝物であった。何故なら利息が複利だったから
後に郵政民営化で一気に人気は落ちてしまう
郵便貯金の奨励は国家行事で、敗戦で経済破綻をしていた我が国は、国民の尊い貯金を使って投資をしていたわけだ
貯金をすればお金は安泰という考え方が日本人にはしみついていて、文明国家の中では最も貯金率が高い国になっていた。しかも未だにー--
それが
みんなは知っていうのかもしれないが
いま銀行に100万円預けても一年で利子は10円
ところが預ける銀行の株を買っておくと同じ100万円の利子が4~5万円になる
小学生でもわかるこの金利の差
八十路を過ぎて初めて知る馬鹿さ加減
然も銀行は預かったお金で投資をしてさらに稼いでいる
預金が大事と大合唱の中で育てられた国民は、他の資産作りをきちんと親や学校で教わっていない
コツコツためたお金を「おれおれ詐欺」で持っていかれたり、お金の本当の姿を知らされていないのではなかったか
お金の勉強を始めて
今起きている世界の状況も「金がらみ」という風景が見えてきた
お金でどうにでもなる世界を作り上げた人々が世界を動かしている
お金の奴隷にならないよう、お金と健全な関係を構築する教育は小学校から必要だと、自分の生きた道を振り返ってつくづく思う次第